11-10 最高の弟になるから。 ページ10
◆ 2010.12.16 / 9:55AM ◆
・・《RyeoWook》・・
ﾘｮｳｸ「それじゃぁさ、ﾋﾁｮﾙﾋｮﾝの事とめられなくなるよ。だってﾋｮﾝは今を大切に生きようとしてるでしょ？」
ｼﾞｽﾋｮﾝは瞬時に目を見開いて、「あぁ…」と声を漏らしながら頭を抱えた。
別に落とそうと思って行ったんじゃなくて、それについても良い答えを出してくれるかなって少し期待してたんだ。
だけどそうだよねぇ…。
結局はどうすれば良いか分からないままだ。
ﾘｮｳｸ「ﾋｮﾝ、ごめんね？とりあえず皆で相談しよう？」
ｼﾞｽ「そうだな・・」
ﾘｮｳｸ「じゃぁ、僕ﾘﾋﾞﾝｸﾞに戻るね？ﾋｮﾝはどうする？」
ｼﾞｽ「俺はもう少しここにいるわ。皆が揃ったら呼んでくれ」
分かったと返事をして、ﾋﾁｮﾙﾋｮﾝとﾄｩｷﾞﾋｮﾝに用意した番茶の入った急須に湯を注いだ。
ﾄﾚｲを持ってﾘﾋﾞﾝｸﾞに戻ると、ﾋﾁｮﾙﾋｮﾝはﾃｰﾌﾞﾙの席に座り頭にﾀｵﾙを乗せたまま、ぼーっと前を見つめてる。
きっと僕を含めた皆がこういうﾋｮﾝを何度も見た事があると思う。
もしかしたらﾊﾝｷﾞｮﾝﾋｮﾝの事を考えているのかもなと思って、いつも誰も触れずにそっとしておく。
でもﾄｩｷﾞﾋｮﾝだけは違ってね、“ﾋﾁｮﾙ〜、聞いてよ今日さぁ…”とかって普通に話し掛けて行く。
ﾋﾁｮﾙﾋｮﾝはそれに大きな反応は見せないけれど、しっかりとﾄｩｷﾞﾋｮﾝの声に耳を傾けているんだ。
僕はそんな二人を傍目で見ながら、ホｯと安心したり、ほっこりとしたものを感じていた。
それなのに今はどうだろう…。
ﾄｩｷﾞﾋｮﾝは離れたｿﾌｧに座って、ﾋﾁｮﾙﾋｮﾝではなく身体ごと大窓の方に向けてしまっている。
こんなの…いつもの僕達じゃない。
何気ない日常的なものは小さくて幸せだとは気づき難いけれど、気づいてしまえばそれは大きな幸せへと変化を遂げる。
僕の日常には沢山の幸せが溢れている。
今は10人になってしまっているけれど、それでも10色の幸せが目の前にある。
その色がもう一つ消えてしまうしまうなんて・・やっぱり嫌だよ。
ﾋﾁｮﾙﾋｮﾝ、ﾇﾅ…、僕でも今の二人の幸せの欠片くらいにはなれるでしょう？
ﾇﾅの過去を最悪なものにしてしまう代わりに、今の僕は最高の弟になるから。
ﾋｮﾝの今を最悪なものにする代わりに、未来では最高の弟になるから。
だから僕は僕の幸せを守っても良い？
そうじゃなきゃ、僕の未来が哀しいものになってしまうんだ…。
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ﾓｼﾞｮ(プロフ) - Sm.lionさん» ＞Sm.lionさん☆ わぁ！コメントありがとうございます！何度も読み返して貰えてるなんて…嬉しすぎます(T_T)でも大した事ないです！何かいつもダラダラしてしまうんです^^;お話書いてるんですね！今は凄く忙しくて時間がないんですが、今度お邪魔させて下さいm(__)m (2013年9月23日 4時) (
レス) id: 50fa2c5794 (このIDを非表示/違反報告)
ﾓｼﾞｮ(プロフ) - きゃらめるさん» ＞きゃらめるさん☆ またまたコメントありがとうございます！お待たせしてしまっているのに、凄く嬉しいです！ﾋﾆﾑは何だかんだで、とても優しい人だと思ってます(^^)そんなﾋﾆﾑにとことん愛されちゃって下さいね！ (2013年9月23日 4時) (レス) id: 50fa2c5794 (このIDを非表示/違反報告)
Sm.lion(プロフ) - いつも楽しく見させてもらってます( *｀ω´)私も書いてますが自分にはない文才で羨ましい限りです。物語が面白過ぎて、何度も読み直してます!!ヒニムの優しさがたまらないですね。 (2013年9月19日 2時) (レス) id: 0aa8f4432f (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめる(プロフ) - 更新ありがとうございますっ！やばいですね、ヒニムが切なすぎて泣けてきます(;_;)これからどうなるのか楽しみ♪ (2013年9月16日 16時) (携帯から) (レス) id: c4a51f3627 (このIDを非表示/違反報告)
ﾓｼﾞｮ(プロフ) - きゃらめるさん» ＞きゃらめるさん2★ ﾋﾁｮﾙ帰ってきましたね！元気そうで良かった♪ 少しぽっちゃりしたかなとは思ったけれど、相変わらず格好良い(*'v'*) この話ﾋﾁｮﾙが帰って来る頃には終わってる予定だったのに…(^^;) (2013年9月10日 23時) (レス) id: 67feaf6215 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾓｼﾞｮ
| 作成日時：2013年8月11日 1時
