番外編：もしもの話 西谷・日向 ページ35
「やっぱりAさんも自分よりデカイ男が良いっスか！！？」
「ですかっ！？」
聞かれている意味が分からなくて(理解したくも無かったけど)、自分よりもいくらか低い位置にある顔を凝視した。
後ろは壁で挟まれるように日向と夕が陣取っている。
仮に脱走を試みてもこいつらの身軽さならすぐに追いついてくるだろう。
つまりはどうにかしてこの状況を打破しなくてはならないということ。
『確認させて。聞く人もしくは聞く内容は間違ってない？』
「間違ってねェ！な！？」
「はいっ！大路さんっに！」
『あのさ、話の内容的に聞くなら清水じゃないの』
「ちょっとAさん！？俺たちが潔子さんにそんなの聞けると思ってるんスか！！？」
それは知らないけど。
夕の言葉にぶんぶん首を縦に振る日向。
つまりはそういうことか、清水の代わり。
『清水の好みは俺も知らないよ？』
「良いっス、Aさんの意見をください！！」
「あ、あのっどうですか！！？」
どうですか、って言われてもな。
『俺が女の子だったとして身長で人間性が決まるわけじゃないんだし、気にしないんじゃないの』
「まじっスか！？」
『いや知らないけどね？でもひたすら高い人がモテるんじゃなくて、その子に合った人が好かれるんじゃないのかな』
「お、おおおっ」
ふわりと笑いながら言うとどうやらこの回答は彼らにとっての正解だったらしい。
嬉しそうな顔をして、ふたりはハイタッチをかわす。
「じゃあじゃあ！俺らの中だったら誰が良いすか！！？」
『は？』
「だーかーら！烏野メンバーの中だったら！！」
『いやいや』
それこそ聞く人も、内容も間違っているだろ。
何で俺がお前らの中から選ばなきゃいけないんだ。
『選べないよ』
「選んでください！！！」
夕うるさい。
いつもの３割増でボリュームがおかしい。
その隣でうんうん頷く日向も、頷きすぎだから。
『やっぱり選べない。みんなにそれぞれ良いところがあるから、俺はみんなが好きだよ？』
にこりと笑って首を傾げる。
「そ、それは、俺らも！？」
『？もちろん』
「Aさんが、俺らを好きっ！！？」
『？うん？』
あれ？大丈夫か、これ。
ちゃんと伝わってるか？
「「ぃやったあああああ！！！！」」
『お、おう。喜んでもらえてよかったよ？』
良く分からないが、彼らは喜んでいるので良しとしよう。
もしもの話
―――――
ボツにする予定だったお話
いいや載せちゃえ！っていうテンション
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夏海 - 私も学生です！！中2です（*'‐'*)♪不登校ですけどね（；^ω^） (2015年1月11日 18時) (
レス) id: 68a7985ae2 (このIDを非表示/違反報告)
浅葱(プロフ) - 夏海さん» 遅れてごめんなさい･･･内緒です！学生です！笑 もうすぐおばさんかもしれないです！！笑 (2015年1月10日 19時) (レス) id: a6dbb70d76 (このIDを非表示/違反報告)
浅葱(プロフ) - 幸海月さん» ほんっとに遅れてすみません･･･全然全然です！がんばります！そう言ってもらえる作品をこれからも作っていけたらと思います･･･ありがとうございます！ (2015年1月10日 19時) (レス) id: a6dbb70d76 (このIDを非表示/違反報告)
夏海 - ちなみに、浅葱さんって年いくつなんですかー？（*'‐'*)♪ (2014年12月30日 22時) (レス) id: 68a7985ae2 (このIDを非表示/違反報告)
幸海月(プロフ) - 浅葱さん» 急かしてしまったようでスミマセン(-_-;)時間が、できたら更新頑張って下さい。浅葱さんの作品大好きっス(*^^*) (2014年11月22日 8時) (レス) id: 76f97dbfe2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：浅葱 | 作成日時：2014年5月22日 6時
