第４話：狐、決断します ページ5
ルフィを連れて船にやってきた。
正式に断るためだ。
『俺は、海軍だったんだ』
「「え！？」」
『だから、一緒には行けない』
元海兵が海賊と行動を共にするなんて簡単なことじゃない。
言い聞かせないと、頼ってしまいそうだったから。
彼らの優しさに、純粋さに。
「何言ってんだお前？」
『？』
「それは一緒に行かねェ理由にはならねえだろ」
本当に意味が分からないといったふうに話す。
「俺たちにはお前が本当に嫌がってるように見えねェんだよ」
「だからルフィは誘うのよ」
「何かあるなら、俺様に話してみろよ！！」
船長に続く船員たち。
『俺は･･･』
「A、お前の言葉で話せよ、行きてェのか行きたくねェのか」
いつから起きていたのか緑頭の彼まで。
言ってもいいのだろうか。
俺は、彼らを危険に陥れる。
それでも――
『俺を入れれば、海軍に狙われることになるよ？』
「おう！」
『･･･本当に？』
「海賊になった時点で、それは分かっていたことよ」
もし許されるなら。
『一緒に、』
笑う、みんな。
『行っても、いい？』
「「おう！！！」」
* * *
「野郎共ー！宴だ宴ー！」
酒を飲んで料理を食べて、本当に楽しそうに笑う。
「飲めよ、折角の酒だ」
手渡された酒樽。
「観念してねー？この船に乗ってるのは全員くせ者だから」
ニッコリ笑う。
「よーっし、じゃあ新しい仲間、Aを祝して！！」
「「カンパーイ！！！」」
『乾杯』
唐突に自己紹介が始まった。
「ロロノア・ゾロ」
『迷子の剣士』
「ゾロだ」
『よろしく』
「俺はこの船の狙撃手！キャプテーン・ウソップ！！」
『ウソップキャプテン。ふふ、よろしく』
「この船の航海士のナミ！航海術なら誰にも負けないんだから！」
『綺麗な航海士さん』
「わたしを口説くとお金が発生するわよ？」
『それは残念』
「この野郎！ナミさんを口説くなら俺の許可をとりやがれ！！」
『･･･男が女性を口説くのに許可がいるの？』
「お前とは良い酒が飲めそうだ･･･コックのサンジだ」
『よろしく、サンジ』
「おっし、俺だな！俺は」
『海賊王になる、ルフィ？』
「ししし！！よろしくな！！」
『ふふ、よろしく』
あ、最後は俺かな。
『サルーシェ・A』
尻尾と耳を出した。
『イヌイヌの実を食べた、狐人間だよ』
ゆらゆらと動く尻尾。
『普通の狐じゃなくてモデルは九尾の狐。聞きたいことがあったら、何でも聞いて』
→
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sino(プロフ) - 面白いです！無理せず頑張って下さい！！ (2015年7月23日 12時) (
レス) id: c859159afd (このIDを非表示/違反報告)
浅葱(プロフ) - Reginaさん» 遅れてごめんなさい！コメントありがとうございます！頑張りますありがとうございます！！ (2014年10月27日 20時) (レス) id: a6dbb70d76 (このIDを非表示/違反報告)
Regina - 面白いです!!続きも頑張ってください!! (2014年10月13日 14時) (レス) id: d693d9f1e0 (このIDを非表示/違反報告)
浅葱(プロフ) - 銀狼サイアさん» 本当に遅れてごめんなさい！コメントありがとうございます！ 停滞してしまっていますが書きためはあるのでこれからがしがし更新していきたいと思います！！頑張ります！！ (2014年10月13日 8時) (レス) id: a6dbb70d76 (このIDを非表示/違反報告)
銀狼サイア(プロフ) - 面白いですね!!更新待ってます!! (2014年9月28日 9時) (レス) id: e347321cdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：浅葱 | 作成日時：2014年4月20日 11時
