第３２話：狐、リトルガーデンです ページ33
「間違いない！私達の次の目的地はあの島よ！！」
『へえ、アレが』
「"偉大なる航路"２つ目の島だァーっ！！」
嬉しそうに言うルフィ。
「気をつけなきゃ･･･ミス・オールサンデーの言っていたことが気になるわ」
「か･･･！！怪物でも出るってのか！？」
『今度こそ、出るかもね』
俺の呟きに明らかにひきつる顔を浮かべるウソップ。
冗談なのに。
「そろそろ食糧を補給しねェとな･･･この前の町じゃ何も貯えてねェし」
『ここに食べられる物があるかってところだけど』
タバコを蒸すサンジに、周りを見渡しつつ返す。
「まるで秘境の地だもんな」
「ここが"リトルガーデン"！！」
「そんなかわいらしい名前の土地には見えねェぜ？」
『何がリトルなんだろうね』
見たこともない植物に、変な生き物の鳴き声。
―――ギャアッ！！
「きゃあ！！」
ナミが耳を抑えて反射的に反応して隣にいた俺にくっついた。
あれ、可愛い反応。
「何今のっ！！」
「ナミさんったらかわいい！」
『ただの鳥でしょ』
手を持ってなるべく優しく。
『もう平気？』
「え、えぇ、でもここって･･･」
「ただの密林、心配ねェ！！」
サンジがどんと胸を張ったその時。
―――ドォン！！
「これがただのジャングルから聞こえてくる音なの！？」
「まるで火山でも噴火したような音だぜ、今のはっ！！？」
ウソップの叫び声におびき寄せられたように出てきたのは。
「虎！！？」
『あ、』
血を流して倒れる。なんだろう、あの傷は。
「絶対普通じゃない！！！何で"密林の王者"の虎が血まみれで倒れるの！？」
「この島には上陸しないことに決定っ！！」
ナミに全力で賛成するウソップ。
「船の上で"記録"がたまるのを静かに待って、一刻も早くこの島をでましょ！！！は･･･早くアラバスタへ行かなきゃね」
『それも良い考えだと思うけど』
無理だよ、きっと？
「サンジ、弁当っ！！」
「弁当ォっ！？」
「ああ！冒険のにおいがするっ！！！」
船長がこんな感じだもの。
「ちょっと待ってよあんた！どこいくつもり！？」
「冒険！ししし！！来るか？」
泣き出すナミと楽しそうなルフィ。
「A！行こうぜ！！」
『俺はいいよ』
「えーなんでだよー」
『行ってきなよ、お土産待ってるから』
「しょうがねェなァ」
腕を引っ張るルフィをやんわり断る。
「ねェ私も一緒に行っていい！？」
「おう、来い来い」
「あんたまで何言うの！？」
俺の代わりにビビがいくらしい。
→
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sino(プロフ) - 面白いです！無理せず頑張って下さい！！ (2015年7月23日 12時) (
レス) id: c859159afd (このIDを非表示/違反報告)
浅葱(プロフ) - Reginaさん» 遅れてごめんなさい！コメントありがとうございます！頑張りますありがとうございます！！ (2014年10月27日 20時) (レス) id: a6dbb70d76 (このIDを非表示/違反報告)
Regina - 面白いです!!続きも頑張ってください!! (2014年10月13日 14時) (レス) id: d693d9f1e0 (このIDを非表示/違反報告)
浅葱(プロフ) - 銀狼サイアさん» 本当に遅れてごめんなさい！コメントありがとうございます！ 停滞してしまっていますが書きためはあるのでこれからがしがし更新していきたいと思います！！頑張ります！！ (2014年10月13日 8時) (レス) id: a6dbb70d76 (このIDを非表示/違反報告)
銀狼サイア(プロフ) - 面白いですね!!更新待ってます!! (2014年9月28日 9時) (レス) id: e347321cdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：浅葱 | 作成日時：2014年4月20日 11時
