第２４話：狐、いわゆる脅迫です ページ27
「じゅ…10億ベ…！」
「てめェ、酔いつぶれてたんじゃ」
「こんな海賊を歓迎する様な怪しすぎる町で、安心して酔ってられますかっての」
なぜかナミも起きてきていた。
「で？10億の恩賞を約束してくれるの？護衛隊長」
―――私たちに助けを求めなきゃきっと…王女様死ぬわよ？
―――まさか一国の王女の値段が10億以下だっていうの？
「出せ」
『「脅迫じゃねェか」じゃん』
思わず、つっこむ。イガラムさん、顔面蒼白だし。
「ならば無事王国に送り届けてから王女に直接交渉していただければ確実です！！」
「まず先に助けろってわけね」
「こうしている今にも王女は奴らに命を…！！！」
こんなに人に思われる王女ってどんな人なんだろう。
「わかったわ、おたくの王女ひとまず助けてあげる」
そして一拍。
「さァ行くのよゾロ！！A！！」
「行くかアホ！！！」
『バレてるし』
上手く隠れてると思ってたのにな。
家の上から飛び降りる。
「あ、あなたは！？」
『あなたのところのお兄さんたち、寝かせときましたから』
驚いた顔をするイガラムさんにニッコリ。
「あら、何かあったの？」
『ちょっとね、絡まれたから断ったの』
「なんだそりゃ」
『それよりなんで俺たちがナミの命令に従わなくちゃいけないの？』
「私のお金は私のものだけど、私の契約はあんたら全員の契約なのよ！」
「どこのガキ大将の理屈だそりゃあ！！」
ふたりが言い合いしているのを眺めていると寝ていたルフィが突然起き上がった。
『どこ行くの？』
「べんじょ」
『迷っちゃだめだよ』
「おう」
…寝ぼけてるなーあれ。
そうこうしている間に勝負はついたようだ。
「あんた"約束"のひとつも守れないの？…言うこときけばチャラにしてあげてもいいわよ」
「てめェ、ろくな死に方しねェぞ」
「そうね、わたしは地獄へ落ちるの」
「さあ行くのよゾロ、Aはここにいなさい？別な仕事を頼むから」
『えー』
「チッ」
舌打ちをしてゾロはダッシュ。
「面目ない…！！」
とりあえず壁に寄りかかって話を聞く。
「私にもっと力があれば、王女をお守りできたのに…！！」
「大丈夫よ、あいつもこいつもバカみたいに強いから」
『それ褒められてる気がしない』
呟いたら睨まれたから、おとなしくしておく。
「王女にもしもの事があったら…王国はもう終わりだ、あの方は生きねばならん！！！！」
あまりのこの人の思いの強さにナミと顔を見合わせた。
→
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sino(プロフ) - 面白いです！無理せず頑張って下さい！！ (2015年7月23日 12時) (
レス) id: c859159afd (このIDを非表示/違反報告)
浅葱(プロフ) - Reginaさん» 遅れてごめんなさい！コメントありがとうございます！頑張りますありがとうございます！！ (2014年10月27日 20時) (レス) id: a6dbb70d76 (このIDを非表示/違反報告)
Regina - 面白いです!!続きも頑張ってください!! (2014年10月13日 14時) (レス) id: d693d9f1e0 (このIDを非表示/違反報告)
浅葱(プロフ) - 銀狼サイアさん» 本当に遅れてごめんなさい！コメントありがとうございます！ 停滞してしまっていますが書きためはあるのでこれからがしがし更新していきたいと思います！！頑張ります！！ (2014年10月13日 8時) (レス) id: a6dbb70d76 (このIDを非表示/違反報告)
銀狼サイア(プロフ) - 面白いですね!!更新待ってます!! (2014年9月28日 9時) (レス) id: e347321cdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：浅葱 | 作成日時：2014年4月20日 11時
