第２１話：狐、歓迎されます ページ24
「この『記録指針』にこの島の磁力を記録しなきゃ次の島へ進み用がないのよ！！」
『記録』は、それぞれおの島でたまる速さは違うから『数時間』でいい島もあれば、『数日』かかる島もある。
「じゃあそこが化け物島でも何日も居続けなきゃならねェこともあるってのか！！」
『そういうこと』
「早く行こう！！」
ルフィ、記録のこと分かってる？
船長の言葉に諦める人少数、乗り気な人少数、そして。
「お、おいみんな聞いてくれ！きゅ、急に持病の「島に入ってはいけない病」が」
『ウソップ』
「な、なんだ」
『俺が守るよ、だから一緒に行こう？』
「･･･ば、バカ野郎！！おれは守ってもらわなくたってなァ！！」
乗り気になってくれてよかった。
「じゃ入るけど、いい？逃げ回る用意と戦う準備を忘れないで」
ナミの声で少なからず警戒体制。
「おい、ありゃ海賊船じゃないのか」
「何！？ほ･･･本当だ！！」
霧の奥から、声がする。
きっとこの島の住人だろうけど。
「ようこそ、歓迎の町！ウィスキーピークへ！！」
「ようこそ我が町へ！！」
「"偉大なる航路"へようこそ！」
こんな島があるなんて･･･
「何だ化物どころか歓迎されてるぞおれ達」
「どうなってんだ！？」
「海の勇者達に万歳！！」
「感激だァ！やっぱ海賊ってのはみんなのヒーローなんじゃねェのか！？」
ヒーローって思っている人も少なからずいるかもしれないけど。
なんだろうこの違和感。
* * *
上機嫌な船長たちに続いて上陸する。
「いら゛っ･･･！！マーマーマー！いらっしゃい、私の名はイガラッポイ」
町長らしい人。
「驚かれたことでしょうが、ここは酒造と音楽の盛んな町ウィスキーピーク！もてなしは我が町の誇りなのです」
『･･･』
「自慢の酒ならたくさんございます、宴の席をもうけさせては頂けま゛ぜ、ゴホン･･･マーマー！頂けませんか！！」
「おっさん、かみ、まきすぎ」
『こら』
たしかに、すごい巻いてるけどさ。
「「「喜んでーっ！！」」」
「･･･三バカ」
腕を組み、喜ぶ三バカ。
『･･･』
「浮かねェ顔してんな」
『いや』
だって、怪しすぎる。
それは俺が海軍だったからなのか。
「A！早く行こう！！」
『あ、ルフィ！』
もう町の方に向かっていたルフィが腕を伸ばして、俺の腕を掴んでひっぱる。
『そんな引っ張らないで･･･！』
「んじゃ離す」
『急に外さないで！！』
急に離されれば、当然転ぶわけで･･･痛い。
→
第２２話：狐、サボテンを発見します→←第２２話：狐、一本目の航海です
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sino(プロフ) - 面白いです！無理せず頑張って下さい！！ (2015年7月23日 12時) (
レス) id: c859159afd (このIDを非表示/違反報告)
浅葱(プロフ) - Reginaさん» 遅れてごめんなさい！コメントありがとうございます！頑張りますありがとうございます！！ (2014年10月27日 20時) (レス) id: a6dbb70d76 (このIDを非表示/違反報告)
Regina - 面白いです!!続きも頑張ってください!! (2014年10月13日 14時) (レス) id: d693d9f1e0 (このIDを非表示/違反報告)
浅葱(プロフ) - 銀狼サイアさん» 本当に遅れてごめんなさい！コメントありがとうございます！ 停滞してしまっていますが書きためはあるのでこれからがしがし更新していきたいと思います！！頑張ります！！ (2014年10月13日 8時) (レス) id: a6dbb70d76 (このIDを非表示/違反報告)
銀狼サイア(プロフ) - 面白いですね!!更新待ってます!! (2014年9月28日 9時) (レス) id: e347321cdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：浅葱 | 作成日時：2014年4月20日 11時
