第２６話：マネージャー業勉強中 ページ28
「だからよーサッと行ってスッとやってポンだよ」
今日の部活も終わり、日向と約束したとおり夕がレシーブの享受に来た。
ついでに月島と山口も一緒だ。
さすが夕、何を言ってるかさっぱりだ。
「だめだ、”本能で動く系”の奴は何言ってんのかサッパリ意味わからん」
「そうですか？俺はなんとなくわかりましたけど」
『それは影山も”本能で動く系の奴”ってことなんじゃないの？』
「え」
ほい飲み物、と作ったそれを手渡した。
清水に習いながら、マネージャー業の勉強中。
今までやってもらう側だったから、実際にやると意外と難しい。
「お前が説明する時も周りは何言ってるかわかってねえからな！」
「･･･」
『なにその不満そうな顔』
思わず笑った。
『影山ってクールそうなのに、話せば話すほどそんなことないよね』
「なんスかそれ」
『ん？面白いなあって』
「褒めてます？」
『もちろん』
やっぱり未だ不満そうな顔のまま、飲み物を流し込んだ。
その様子を見て、また笑ってしまったのだけれど。
レシーブの練習を中断した日向が夕を呼ぶ。
「”旭さん”って誰ですか？」
「不用意にその名前を出すなっ」
『そんなやばい奴みたいに言うなよ』
「烏野のエースだ、一応な」
「エース･･･！」
その単語は日向にとって特別なものなんだろうか。
「･･･おれエースになりたいんです！」
「あいつまだあんな事･･･！」
『影山、今は聞こう』
「･･･はい」
咄嗟に腕を掴んだが、小さく返事をしたのを聞いてすぐに離した。
「何年か前の”春高”で烏野のエースの”小さな巨人”見てから、絶対ああいう風になるって思って烏野来ました！」
「その身長でエース？」
日向は一瞬だけ身構えた。
「いいなお前！カッコイイからやりてえんだよな！いいぞなれなれ、エースなれ！」
今のエースより断然頼もしいじゃねーか！なんて豪快に笑う。
「けど”憧れ”と言えばやっぱエースかあ」
「ハイ！エースカッコイイデス！」
「”エース”って響きがカッコイイもんなちくしょう」
何でカタコトなんだ日向。
「「エーススパイカー」っていう花形に比べたら、セッターとかリベロはパッと見地味だもんな」
その夕の言葉で隣の奴の表情が硬くなるのがわかった。
『顔恐いぞ』
「･･･」
「まあまあ影山」
両サイドの俺と孝支がなだめる。
俺いつから保護者みたいな立ち位置になったんだろ。
そんな俺たちのやり取りを聞かずに、夕はけどよ、と続ける。
→
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☆神雲☆ - すっ…………菅さん………、天使……… (2017年11月23日 22時) (
レス) id: 31a5141faf (このIDを非表示/違反報告)
炎人氷柱眼帯歌唄お鈴虹猫の姫君(プロフ) - 浅ちゃん、うん忙しいからしたかないよ、更新頑張ってね！ (2014年10月13日 16時) (レス) id: 2e52a946c5 (このIDを非表示/違反報告)
浅葱(プロフ) - 炎人氷柱眼帯歌唄お鈴虹猫の姫君さん» 姫ちゃん！！遅れてごめんね！！ひさしぶり！！！！ (2014年10月13日 8時) (レス) id: a6dbb70d76 (このIDを非表示/違反報告)
炎人氷柱眼帯歌唄お鈴虹猫の姫君(プロフ) - 浅ちゃああああん！！久々！ (2014年9月24日 16時) (レス) id: 5382ccf214 (このIDを非表示/違反報告)
浅葱(プロフ) - 黒宇佐さん» コメントありがとうございます！黒尾さん格好良いですよね！！もしここのお話にあのかっこよさが表現できていたら嬉しいです･･･！本編にもそろそろ登場だと思うので、ぜひぜひよろしくお願いします！！！ (2014年6月3日 5時) (レス) id: a6dbb70d76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：浅葱 | 作成日時：2014年4月6日 17時
