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「失礼します…」
中に入ると、ずーっと奥の方に
大きな窓があって、
そこから外を眺めている人がひとり。
そして、その手前には薮宏太。
薮「…殿下。」
王子「…あぁ。」
…あれ、この声。
だんだんと王子のもとへと向かうと
ハッキリしてくるその姿。
薮「…コンタクトを外してください。」
水が入ったフィンガーボウルを差し出され
カラコンを外す。
顔を上げると、周りの衛兵たちが
息を飲むのがわかった。
薮「…殿下。こちら、珊瑚通りの酒場の踊り子、Aでございます。」
薮宏太が、私を紹介すると
.
王子「…よく、参られた。」
ゆっくりと窓から離れた王子が
こちらを振り返って…
.
慧「…海の国の王子、伊野尾慧だ。本日はご足労、感謝する。」
優雅にたたずむのは、図書室にいたその人そのものだった。
.
「っ…!!」
あの人、王子だったの!?
慧「…なるほど、たしかに美しい瞳だ。」
私の目の前までやって来て、
瞳を覗き込んで彼は微笑んだ。
「…」
慧「薮。初めての城で、きっと彼女も緊張しているだろう。しばらく二人でいても構わないな?」
薮「承知致しました。」
薮宏太の指示で、
広間には王子と私の二人っきりになってしまった。
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ゆき(プロフ) - のんちゃんさん» コメントありがとうございます。端的で逆によく伝わります!笑 もっと好きなってもらえるように頑張ります(*^^*) (2017年11月24日 15時) (レス) id: 011e61af3e (このIDを非表示/違反報告)
のんちゃん(プロフ) - 色々感想言おうと思ったんですけど、好きです内容が(笑) (2017年11月24日 2時) (レス) id: a4948aa2ae (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - ゆゆさん» コメントありがとうございます。そう言ってもらえて嬉しいです(*^^*) 四季王子このあともまだまだ出てくるのでお楽しみに! (2017年11月23日 7時) (レス) id: 011e61af3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - 可愛らしくてでも切ないとっても好きです!四季王子多出演希望しますっ汗お願いします(〃・д・) -д-))ペコリン (2017年11月22日 23時) (レス) id: 5d444d255c (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - # R a r aさん» コメントありがとうございます。なんてお恥ずかしい… おっしゃる通りです(;_;) すぐ対応させて頂きます!ご連絡ほんとにありがとうございます!危うくタイトル変わってしまうとこでした…!笑 (2017年11月22日 21時) (レス) id: 011e61af3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆき | 作成日時:2017年11月2日 23時