真珠と青と、星の唄。Kei.I

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それからというもの

ダンスレッスンや社交マナーに

招待客のリストを覚えたり

愛妾の私にもやることは盛りだくさんだった。









そして、あっという間に









慧の誕生日パーティー当日。









.









.









メイド「A様、すごく綺麗ですよ。」


「えへへ、本当？」






お昼を食べ終えて、一休みした後

メイド達がメイクや着付けを施してくれた。









慧が選んだ水色のドレスは、









メイド「A様、慧様がお見えです。」


「え？」


慧「やっほ〜」


「慧！」









.









「…慧、あのね、このドレスすごいの！」


慧「…」


「目がね、綺麗に見える！」









自分でも驚くくらい、

瞳の色が輝いて見える気がした。









「…慧？」


慧「…A…めちゃめちゃ可愛い…」







綺麗な手で、口を隠しながら

そう口を開いた慧。








心なしか、その耳が少し赤く染まっている。









「…慧も、やっぱり青にして正解だったね。似合ってる！」


慧「ほんと？カッコいい？」


「うん。カッコいい。」








お世辞抜きに、慧の正装はカッコよかった。

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