パズルバース 8 (ページ4)

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ペアルックのブレスレットページ4

僕が指した先を見て、大佐が固まった。
それもそうだろう。僕が指したのは、大佐の前世で紫淋と交換したペアルックのブレスレットにそっくりだったのだから。
もちろん、僕が言ったのはわざとだ。そうして、大佐が僕を紫淋の転生体だとより強く思わせることが目的である。
「大佐に紫、僕は空色です。お互いの色を交換するみたいでいいじゃないですか」
大佐はその言葉に一瞬泣きそうに顔を歪めた。が、それは一瞬で消し去り、そうしましょう、と大佐が会計に向かった。
ほう、と息を吐く。僕にはネックレスでの束縛など重すぎる。ブレスレットの持つ意味は知らないが、束縛よりはましだろう。ある程度大佐の僕への欲求が軽減されるなら。僕は紫淋と重ねられて、いい気はしないから。
それにこれは裏切ったときに絶大な効果を発揮してくれるアイテムとなるだろう、と僕は空色のブレスレットをした。

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