今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:946 hit
小｜中｜大
贈り物 ページ3
アクセサリーがよっぽど嬉しいのか、会計をされるなり、花と葉のネックレスをかける青夢。緑色のシャツによく似合っている。
蒼生も少し満足げになったところで、僕も会話に参入する。
「青夢と蒼生はどうしてここに?」
「今日は学校が休みだからね」
「大切な人には贈り物をするといい」
青夢、蒼生、それぞれの意見を聞き、僕は察する。
つまり、蒼生にとって、青夢は束縛したいほど大切な人であるということ。──蒼生は青夢に惹かれているのだ。
男女性しか認めていないこの国では同性愛は白い目で見られる。つまり、蒼生は密かに青夢を愛しているということ。僕は一度語られたことがあるからわかる。
などと思考を巡らせていると、ふむふむと感心していた大佐が思いついたように提案。
「じゃあ、僕も紫淋くんに──」
「あ、大佐、あのブレスレット、ペアルックでよくありません?」
こういうときは先手必勝である。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：九JACK | 作成日時：2019年4月21日 1時
