今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:1,663 hit
小|中|大
東暁という人 ページ14
東暁大佐は実力があり、部下からも慕われる人物だ。
有能な人物であるから、何度も暗殺されかかっている。時には実力に嫉妬した味方からまでも。
その際、大佐は片手で相手をひねるようにあっさりと捕まえている、という話は耳がタコになるほど聞いた。
思い返すとやはり、とんでもない任務を任されたものだ。
だが、物は考えようである。
大佐は何故か知らないが、僕には甘い。報告書を見ているときも、休暇のときも、僕に対するときは隙だらけだ。自分を過信しているつもりはないが、あれならいつでも殺せてしまう。
それとも僕を侮っているのか……何にせよ、作戦決行まで、あと三十日もないのだ。のんびりしていることはできない。
作戦決行の日まで、日数を確実に数えながら、僕は過ごす。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
3人がお気に入り
3人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:九JACK | 作成日時:2019年4月17日 22時