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タルデス社の権威 ページ27

そんなわけでタルデス夫妻は特にパズル種別に関する理解が深い。彼らのおかげでタルデス社の社員もパズル種別への理解を持ってくれている。
故に、国のバックにつくほどの家から匿うのには最適な伝なのだ。
「ルチルさん、早速なのですが、この二人を国外に逃がしたいのです。どうも心の欠片らしく」
「なるほど、心の欠片の契約はこの国では禁じられていますものね。いいですよ」
あまりの安請け合いにアルさんは顎が落ちそうになっている。
「え、本当に大丈夫なんですか……」
不安がるアルさんにルチルさんは淑やかに微笑む。
「はい。我が社はこの国に支部を置かせていただいておりますが、この国の戦争……つまり宗教戦争には不干渉を貫いておりますので。といっても、宗教戦争とは名ばかり。教会の意見など全く反映されていないので、聞くだけで笑えてきます。
それに」
我々を敵に回すことは世界を敵に回すことですよ、とルチルさんは穏やかに怖いことを言った。

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設定タグ:パズルバース , 心の欠片 , 虹の死神   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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作者名:九JACK | 作成日時:2019年3月24日 13時

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