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急いで本屋へ向かい扉を開ける。
息を整えながら店内を見回してみるけど、まだ着いてないみたい。良かった





適当に店内を回っているとカランコロンと扉が音を立ててジャンハオくんがやってくる。





『お待たせ』







「急に呼んじゃったのにごめんね」








『いや別に大丈夫』






冷淡な話し方なのに冷たさを感じないのはきっとジャンハオくんが優しいからなのだろう。





『でなんで呼んだの?』






それを聞いて私は固まった。
ただ、放課後も会いたくて勢いで誘ってしまった私にはそんな事答えられるはずもなく沈黙が流れる。


「えっと、その..」






「体育祭に向けて仲良くなりたいなって!」






私なりに精一杯考えた結果だった





『あ、そういうことね』






案外すんなり受け入れてくれるのか





『ならさお互い呼び捨てにしようよ』








...無理絶対無理難易度高すぎる






『嫌?』






「普通に私なんかが呼び捨てしていいのかなって」







『いいでしょもう俺たち友達だし』








「じ、じゃあハオ..?」





『ぎこちなさ過ぎ』





ふわっと笑うその笑顔につられて私も笑ってしまう。





『俺もこれからAって呼ぶね』







その瞬間心拍数が一気に上がって、顔も熱くなる。
こんなの心臓もたなすぎる





「あのやっぱ...」









『ん?何A』









分かってやってるのか違うのかどちらにしても
これ以上は本当に心臓がはち切れそうだから、私は足早にハオの近くを離れた。

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にゅあ(プロフ) - ???(みなみ)さん» ありがとうございます︎^_^♩ (6月3日 0時) (レス) id: 0a76995f3d (このIDを非表示/違反報告)
???(みなみ)(プロフ) - 読ませていただきました!続きが気になりました! (6月2日 9時) (レス) @page12 id: 38bc2a156b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:にゅあ | 作成日時:2023年5月27日 17時

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