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「ねーねぇ、ヒノエ話の流れで話したいことがあるんだけどさぁ。」

「なに。」



「俺、今フリーなんだよねー。」


「……。」

「返事、考えてくれた?」


いつになく、頬を緩めてニコッと笑うその笑顔
きっと、これがヒノエでなければ誰もがコロッといってしまうのではないだろうか
しかし、ここで微動だにしないのがヒノエであった


「タチの悪いウソ、やめてくんない?」


いまだに笑顔を崩さないミズシマの顔は
ヒノエの言葉1つで見事にマヌケ顔に急変した


「……なんで分かるかなぁ?」

「なんとなく。」

「あぁーあ、マナブは結構本気であのこと信じてたのに。」

「マナブが?ありえない。」

「いやーだってマナブはさぁ…」

「…なに?」

「んーやっぱなんでもね。」


言いかけた言葉を寸で止めるミズシマに少しイラつきながら
ヒノエは次の客に備えて準備をしていた

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設定タグ:佐藤鈴木田中 , 恋愛 , ギャグ   
作品ジャンル:純文学, オリジナル作品
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作者名:しー汰 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/payapaya31/  
作成日時:2013年11月30日 20時

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