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「お前は本当の正真正銘に可哀想な奴だな。」
「……。」
「俺にゃお前の気持ち分かんねぇわ。」
「……。」
「俺もな、結構可哀想な奴だったけどよぉ……心も身体もズタボロでよぉ。」
「……。」
「お前だってそうだろ、人から嫌われるってのはしんどくてたまんねぇよなぁ?」
「…そうね。」
ずっと開かなかったヒノエの口は
マサムネの同調を求める声によってやっと開いた
しかしすぐに口を閉じればまた静かな時は流れる
「……お前はさぁ、なんで自分を傷つけんの。冷静になれるとかって、そんなの結局自己嫌悪に陥るだけだろ。」
「……。」
「鈴木はもう傷つかなくて良いんじゃねぇの。」
「……。」
「人に傷つけられた傷は、人に癒してもらえるけどよぉ…自分でつけた傷を心配してくれるほど優しい人間いねぇぞ。そんな聖人君子がもし居た所でそれに甘える訳にはいかねぇだろ。」
「……。」
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作者名:しー汰 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/payapaya31/
作成日時:2013年11月30日 20時