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「で、なにお前も俺と同じ”イワク付き”な訳?」
そういうマサムネの言葉には同情が含まれていて
目が笑っていなかった
綺麗に淀んだ眼をしていた
「…わっ私は違う、”イワク付き”なのは私の母親よ……っ」
そんなマサムネの余裕ある表情とは打って変わって
ヒノエは”もういっぱいいっぱい”と言うかのように
叫ぶような声で、顔で
訴えた
するとマサムネのヒノエに対する同情の目は更に増した
「なんだお前も俺と一緒か。」
「…反吐が出るけど、私達は…似た者同士なのかもね。」
「…似た者同士、か。分からなくもねぇな。」
「……。」
「…俺ら二人、どっちも親に人生壊された――――《犠牲者》ってわけだ。」
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作者名:しー汰 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/payapaya31/
作成日時:2013年11月30日 20時