40話 ページ41
No side
秋田「申し訳ありません、主君」
入室許可が下った秋田は彼女を見るとホッとしたように笑顔を浮かべた。
しかしそれも束の間、深々と頭を下げた。
『な、なんで？顔上げて、秋田くん』
秋田「主君を…僕は主君を守れなかった。護り刀として失格です。主君に合わせる顔がありません」
悔しさと不甲斐なさで唇を噛み締める秋田
審神者は呆気にとられたように秋田を見ていたが、目元を和らげてみせた。
『秋田くんがいなかったら私、あの人に捕まってたよ。…それにもっと、怪我してた』
秋田「…でも！」
『私が構わないと言っているんです。それでも駄目だというのなら……主命です。大切な私の刀のひとつとして、隣に居続けてください』
柔らかな微笑みの中に彼女の強い意志を感じ、部屋にいた乱と秋田はギュっと拳を握った。
自分から「主命だ」と滅多に言わない彼女の主命だった。
秋田「……ぁ…ありがとうございます…！」
『うん、こちらこそありがとう』
鶴丸「主、俺だ。入ってもいいか？」
『ええ、どうぞ』
戸の前で深呼吸をした鶴丸がそっと入ってきた。
そしてズカズカ寄ってくるわけでもなく、戸の前にストンと腰を下ろした。
鶴丸「ここならどうだ？大丈夫か？」
『お気遣いありがとうございます、大丈夫です』
鶴丸「ところで何かしてほしいことないか？食べたいものは？怪我の具合はどうだ？気分悪くないか？お望みとあらばまた花でも摘んでくるからな」
審 (つ、鶴丸さんが加州さん化してる)
顕現以来初めて審神者部屋に来た鶴丸
初めて入室許可を得た彼はご機嫌だが、
鶴丸 (悪いな蜻蛉切、先に俺が入っちまった……いやしかし不味いな、何を話せばいいんだ！蜻蛉切！！)
なんとなく緊張していた。
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奥山乃愛(プロフ) - 初コメ失礼します！出来たら全員のキャラに愛されたいです！（恋愛的に）あと落ちは出来れば全員落ちみたいなのが見てみたいです！無理せずに頑張ってくださいね！ (2022年12月19日 12時) (
レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
ぱや(プロフ) - れもねーどさん» ありがとうございます、とても嬉しいですっ！！続編を読んでの全体の感想などいただけると更に嬉しいです！続編もよろしくお願いしますm(_ _)m (2019年5月26日 23時) (レス) id: 855b0898b1 (このIDを非表示/違反報告)
れもねーど - めっさ面白かったです！思わず一気読みしてしまいました…。これから続編読んできます！ (2019年5月25日 20時) (レス) id: 7f42fd7b15 (このIDを非表示/違反報告)
湖@清光可愛い鯰尾君可愛い亀ちゃん大好き！！！ - お、面白過ぎです！面白過ぎて一気に読んじゃいました！続編も見ますね！ (2018年1月26日 22時) (レス) id: 073b3b6cdc (このIDを非表示/違反報告)
ぱや(プロフ) - 栗鼠さん» わあぁぁぁ！いやもうそのお言葉がなんていうかめちゃめちゃ嬉しいです…！ありがとうございます、頑張ります！ (2017年11月24日 20時) (レス) id: ab4af77f12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱや
| 作成日時：2017年10月20日 20時
