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27話 ページ28

乱side





小狐丸「おや主さま。もう食べられないのですか?」


『はい…ちょっと、気分が悪くて。……お先に失礼します』





まだ半分も食べていない主さん


箸を置いたその顔は青白く、体調がかなり悪そうに見える。





小狐丸「それはいけませんね。お部屋まで送りますよ」


乱「ならボクがお布団敷いてあげる!ゆっくり休んで元気になってね」


薬研「大将、大丈夫か?後で診に行くから部屋で待っておいてくれ」


『ううん大丈夫、そんな心配するほどの事じゃないよ』





弱々しく微笑んだ主さんは1人で広間から出て、まるで誰も来れないようにするみたいにしっかりと戸を閉めて廊下を歩いていった。


しばらく静まり返っていた広間は大慌て。





長谷部「ま、まさかお風邪を…!!?」


獅子王「あーるじぃーーーー!!!」


安定「ど、どうするの?人間って体調悪い時って何したら治る?」


鶴丸「驚かせたら風邪の元も消えるんじゃないか?」


燭台切「それはしゃっくりだよ」


愛染「熱!?熱なのか!!?熱なんか出たら体が溶けないか!!?」


五虎退「えぇ…っ…!そ、そんな…!主さんが溶けちゃうなんて……イヤです…!!」


歌仙「溶けない溶けない」





思わず耳を塞ぎたくなるくらいの騒ぎになった。


もうこれはご飯を食べてる場合じゃない!





乱「…ボクっ、主さんの看病してくる!」


秋田「僕もいきます!」


薬研「おい待て診るのが先だろ、置いていくな!」


一期「コ、コラお前たち!やめなさい!」





ピッタリと閉められた広間の戸を勢いよく開けると、





倶利「どこに行くつもりだ」





低い声で目の前に立ち塞がる大倶利伽羅さん


反射的にビクッと肩をすくませる。





薬研「大将の体調が悪い。診察をしに行くんだ」


倶利「必要ない」


乱「それは大倶利伽羅さんが決めることじゃ、」


倶利「俺じゃない。主命とやらだ。誰も部屋に入れるなと言われた。診察も要らないらしい」





主さんが大倶利伽羅さんに頼んだのだろう。
…意外と仲が良いところが妬けるんだよね。


大倶利伽羅さんの口から主命と言われると、広間の刀剣たちは戸惑いを浮かべながらも座り、夕食の続きを食べ始めた。


主さんがいないだけで、広間が妙に静かになったような気がした。

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奥山乃愛(プロフ) - 初コメ失礼します!出来たら全員のキャラに愛されたいです!(恋愛的に)あと落ちは出来れば全員落ちみたいなのが見てみたいです!無理せずに頑張ってくださいね! (2022年12月19日 12時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
ぱや(プロフ) - れもねーどさん» ありがとうございます、とても嬉しいですっ!!続編を読んでの全体の感想などいただけると更に嬉しいです!続編もよろしくお願いしますm(_ _)m (2019年5月26日 23時) (レス) id: 855b0898b1 (このIDを非表示/違反報告)
れもねーど - めっさ面白かったです!思わず一気読みしてしまいました…。これから続編読んできます! (2019年5月25日 20時) (レス) id: 7f42fd7b15 (このIDを非表示/違反報告)
湖@清光可愛い鯰尾君可愛い亀ちゃん大好き!!! - お、面白過ぎです!面白過ぎて一気に読んじゃいました!続編も見ますね! (2018年1月26日 22時) (レス) id: 073b3b6cdc (このIDを非表示/違反報告)
ぱや(プロフ) - 栗鼠さん» わあぁぁぁ!いやもうそのお言葉がなんていうかめちゃめちゃ嬉しいです…!ありがとうございます、頑張ります! (2017年11月24日 20時) (レス) id: ab4af77f12 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぱや | 作成日時:2017年10月20日 20時

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