Story 4 ページ5
三輪side
忍田『三輪！彼女の画像を見せてくれ！』
三輪「は、はい。…月見さん、お願いします。」
月見『任せて。……本部オペレーター室に送ったわ。』
さすが仕事の早い月見さんだ。
忍田さんは興奮したように尋ねた。
忍田『間違いない…！！彼女は…大丈夫だな！？生きているな！？』
ちらりと陽介と女の方に視線を向ける。
かなり真っ青だが、
少女は生きている。
三輪「はい。」
忍田『怪我は？』
三輪「見たところ大きな怪我は見受けられませんが、ところどころ血痕があります。」
忍田『……そうか。』
先程までとは違い、重々しげな返事がきた。
そして、
忍田『彼女を今すぐ保護して、本部に連れて来てくれ。その子は近界民ではない、安全な人物だ。頼んだぞ、三輪。』
いつも通りのトーンに戻ると忍田さんはそう言って内線は切れた。
2人の方に向き直る。
米屋「なんつってた？」
三輪「……近界民じゃないと言われた。」
米屋「ほらぁ！だから言ったじゃん！」
俺は思わず苦い顔をした。
……心のどこかではこいつは近界民じゃない、
って信じていたから。
三輪「あとは連れて来い、だと。」
米屋「だろうなぁ。いける？」
陽介は少女に向かって尋ねた。
しかし、返事はない。
米屋「あり、気ぃ失ってる。」
少女は顔面蒼白のまま目を閉じていた。
呼びかけても返事がない。
仕方がない。
三輪「…行くぞ。」
米屋「お、秀次やるじゃん。」
三輪「他に方法がない。」
俺は少女を抱きかかえた。
少女は軽かった。
米屋「いいな〜、俺にもさせて〜」
三輪「嫌だ」
米屋「なんでだよケチ」
三輪「むやみに動かしたらこいつ多分吐くぞ。」
真っ青なまま目を閉じている彼女を見ると、
陽介は黙った。
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yuyuyu(プロフ) - →あと、栞ちゃんの入隊は意外と遅くて、とりまるとかいずみんよりも後です！！なんか細かくてごめんなさい！あと知ってたらすいませんm(_ _)m (2022年8月11日 22時) (
レス) id: a946daa559 (このIDを非表示/違反報告)
yuyuyu(プロフ) - タイトルから気になって読ませて貰いました！ストーリーすっごい好きです！自分まだ1しか見てないんですけどちょっと気になるところがあって、三輪くんは4年前の現ボーダー設立時(沢村さん､嵐山くん)から入隊してるので多分夢主ちゃんのこと知ってると思います！ (2022年8月11日 22時) (レス) id: a946daa559 (このIDを非表示/違反報告)
ぱや(プロフ) - たろさん» 楽しく読んでいただけたのなら嬉しい限りです！！WTは本当に奥が深い作品ですよね！コメント本当に嬉しいです！ありがとうございます！！ (2019年4月10日 19時) (レス) id: 855b0898b1 (このIDを非表示/違反報告)
たろ(プロフ) - さいきんwtを一気見して、この小説を読ませていただきましたが、本当にキャラの個性を掴んでいて、とても楽しく読めました！！すごい文才だと思います！！ (2019年4月8日 4時) (レス) id: 418d22be85 (このIDを非表示/違反報告)
ぱや(プロフ) - 卯月さん» すぐに直しました、すみませんでした…。ご指摘ありがとうございました！！ (2015年11月25日 22時) (レス) id: 7e278dc705 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱや
| 作成日時：2015年10月12日 15時
