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なんとか授業を乗り越え放課後になった。
今日はお気に入りの作家さんの最新巻でるし楽しみやなあ、とルンルンで席を立とうとしたら神山くんが目の前におった。
『ぉわ!どうしたん?』
緑「話したいことがあるんやけど」
話したいこと?心当たりはない。
(漫画も予約済みで手に入るし…)
断る理由もないため、神山くんに着いて行く。
連れてこられたのは人通りのない別棟の空き教室やった。
緑「な、流星のこと好きなん?」
……へ?なんで?!
ハッ!これは藤井くんは俺のモンやから好きになるな的なヤツ!
牽制しちゃうタイプの受け……これはこれでアリやな…♡ってちゃう、とりあえず否定せねば。
『…いやいや!好きとかじゃないです!』
緑「流星と話しとるときずっと見てくるし…さっきも流星に見つめられて顔赤くしとったやん」
そう悲しそうな顔で見上げてくる神山くん。
見てたのは2人の絡みが美しいからであって、藤井くんに見つめられて顔が赤くなったのは怒られる?!と心臓が速くなったそのせいやし……
『…んー、何か勘違いさせてるみたいやわ、ごめんな、神山くんから藤井くんを奪おう!とかは思っとらんし、何より2人の幸せが俺の幸せやから…』
緑「なんや、流星のこと好きとちゃうんや」
『はい!その通りです!お2人はそのままいて
緑「なら俺のこと好きになって?」
…くれれば?……ん?』
緑「話し聞く限り男同士の恋愛に偏見はないんやろ?なら俺のこと好きになって?」
何をおっしゃる???
『…や、神山くんには藤井くんがおるやんか、藤井くん泣くで?』
緑「俺はAが好きやねんけど」
そう真っ直ぐな目で見つめられる。
俺は2人のイチャイチャが見たいだけ!
『…ええ、』
緑「なら俺のこと求めるようにしたるな?♡♡」
そっと口を付けられる。逃げようものにも頭をガッツリと固定されて逃げられないし、びっくりして開けてしまった口の中を神山くんの舌に犯される。
アカン!!!藤井くんとやってくれ!俺とやるのはちゃうやろ!と意識を持つものの腰が砕けて神山くんに体重を預けてしまう。
緑「ふふ、かわええ…♡♡」
そうしてまた始まる口づけに感じることしか出来なくなる…♡♡気持ちい♡♡
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作者名:(笑) | 作成日時:2022年10月3日 9時