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31*Green ページ31

流星に彼女がおる、なんて噂はすぐに会社中に広まった。整った顔に少し天然なところがある流星は、社内では大人気で。そんな彼が愛おしそうにお弁当を取り出し毎日食べる前と食べた後の写真を撮っているのだ。
 流星のことを好きな女性社員はみんな枕を濡らしたと聞いた。

シゲも卵焼き奪ったあとの流星の顔見てビビってたのは記憶に新しい。あんなおとなしくなったシゲ初めて見たわ。


青「んふ、みて、これ昨日Aさんが作ってくれてん」
緑「うわ!肉じゃがやん!おいしそ……」
青「めっちゃ美味しかった」
赤「ええな〜、彼女なん?」


 シゲ…!なんでそんな聞きにくいことすぐ聞けるん?!女性社員はみんな鋭い視線を寄せている。視線に気がついていない流星は「今はまだ、でも彼女になって欲しい人」なんて優しい顔で言うもんだから揶揄うつもりやったであろうシゲも「お、おう…」と返していた。

 のんちゃんと買い物に行けば話題は流星のことになって、今日誘ったけど断られた〜なんて嘆いていた。のんちゃんと楽しんでいれば、のんちゃんの姉が遊びに来てるらしく1日遊ぶつもりがまるっと午後の予定が潰れてしまった。まあ買いたかったもんは買えたし、と家に帰りゲームをしてれば流星から電話が来て、あれ?用事があったんちゃう?なんて思って電話に出ればカートゲームがしたいとのことやった。

 それと同時に聞こえてくる女性の声はすぐに噂のAさんであるとわかって。思わず緊張して高い声で話してしまう。しばらくゲームを楽しんでいれば夕飯の準備をするらしく、またね、と電話は切られた。

 こりゃシゲとのんちゃんに報告やな。…流星に彼女ができる、って。
 次の日には彼女できた、なんて報告があって4人で居酒屋で盛り上がったっけ。会いたい!って言うても流星は中々オッケーしてくれなくて。そのくせ惚気るもんやから気になって仕方がなかった。のんちゃんは直属の先輩らしく知っていて、それがつまらないシゲと計画を立て、のんちゃんを巻き込み強制的に2人がデートしてる日に突撃した。

 遊んでいれば、ご飯の気配を察知したのんちゃんが食べたい!って言うて。この人数の作るのは大変やし、俺は料理するから手伝おうと席を立てばそれより素早く流星がキッチンへと消えていった。


桃「独占欲やば」
赤「こっわ」
緑「…手伝おうとしただけやのに」


 知らなかった同期の独占欲に驚きつつ、なんや幸せそうやなあ、なんて呑気に考えたのだった。

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和花(プロフ) - 毎回更新楽しみにしてました!また、他の作品できましたら読みに来ますね♡ (2023年3月1日 10時) (レス) @page33 id: a2603959e4 (このIDを非表示/違反報告)
千歳あめ - とても面白くてお気に入りになりました!ふわふわ流星くんかわいい!(◍•ᴗ•◍) (2023年2月28日 23時) (レス) @page33 id: a0f783b703 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:(笑) | 作成日時:2023年1月17日 12時

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