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本当は
プライベートの空間で
こんな風に会ったらダメなんだ。
と、先生の不機嫌な顔を見ながら思った。
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だって、もっと先生のこと知りたいんだもん。
新しい世界を見せてくれて、すごくうれしかったから。
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金髪で顔も濃かった自分に嫌気がさしてたのは自分でも気づいてたし。
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「せんせい、唇飛び出てますよ」
なんだか小さい子供みたいで思わず笑ってしまう。
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智「髪の毛染めたのね」
「あっ！はい！！似合いますか？？」
智「よし、わかったわかった
帰ろう」
「え」
和也「大野さんいいじゃんよう
もうちょっと俺、Aちゃんとはなしたーいー」
「そ、そうですよう！
まだ帰るのにははやいですって」
智「わからずやさんやなあ」
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先生の溜息は
お酒の色をしていて、学校で見るよりはるかに色っぽくて
下を向いた。
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潤「まあ
先生、と生徒だもんね」
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松本さんがはっきり言葉にしたとき
初めて自分の立ち位置と
先生の立ち位置が はっきり見えた気がして
すこし怖かった。
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「いや、やっぱり、わたし帰ります」
和也「んじゃ、俺送ってく」
「おいくらですか」
和也「俺のおごりだって」
「そんないいですって！」
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智「ニノちゃーん
俺の生徒にちょっかいださないでくれる？」
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二宮さんが諦めたような顔で座って
行っておいで、と手をひらひらさせた。
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智「ほれ、行くよ」
また
あの時のように先生が呼ぶから
わたしは吸い込まれるかのように
追いかけることしかできない。
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ぱとら(プロフ) - *はる*さん» *はる*さん！嬉しいお言葉ありがとうございます（*^_^*）すごく励みになりました！今後もどうぞよろしくお願いします。 (2014年9月22日 23時) (
レス) id: aaa596c832 (このIDを非表示/違反報告)
*はる*(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！！ 今まで読んだ小説で一番ドキドキしちゃってるかも…笑 次どうなるかめっちゃ楽しみです！！ (2014年9月19日 18時) (レス) id: cc4d38641b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱとら | 作成日時：2014年8月7日 18時
