【40】*kazunari ページ40
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ちょっと 話せない？
合コンが終わって次の日の夕方連絡をよこしたのは チエだった。
しょうがなくOKサインを出して
早々研究室を後にした。
指定された店は、代官山のイタリアン。
結婚式とかもやっちゃうらしい。
あいつは何を考えてるの？
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和也「で、なによ
俺もなんやかんやで忙しいのよ」
内定組のアンタとは違ってネ
チエ「センパイ
大野先輩」
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どいつもこいつも大野さんのことばっかだ、とうんざりしたけど
チエが大野先輩と、口にして
俺の高校時代がフラッシュバックした。
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なんか懐かしいな。
そういや、ゴメン。
合コンの日、彼女の傷口に塩塗った俺を殴りたい。
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和也「ああ、大野さんね」
チエ「この前、関わってるって言ってたじゃない？」
和也「まあ、ね
かわいがってもらってたし」
チエ「…」
和也「かわいがってもらってたのは、お前も同じか」
チエ「どうだか笑」
和也「まだ、好きなの？」
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チエは前菜のスズキのカルパッチョをつついて
俺の方を少し悲しげに見て 小さく頷いた。
チエ「高校の時は、ありがとね」
和也「あー、うん」
チエ「諦めきれなくて、わたし先生になるんだよ？バカみたい」
和也「ま、お前らしいんじゃない？」
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辛口のワインを口に含みながら
蘇るのは 独特の美術室の匂いと アオイ薫り。
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ぱとら(プロフ) - *はる*さん» *はる*さん！嬉しいお言葉ありがとうございます（*^_^*）すごく励みになりました！今後もどうぞよろしくお願いします。 (2014年9月22日 23時) (
レス) id: aaa596c832 (このIDを非表示/違反報告)
*はる*(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！！ 今まで読んだ小説で一番ドキドキしちゃってるかも…笑 次どうなるかめっちゃ楽しみです！！ (2014年9月19日 18時) (レス) id: cc4d38641b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱとら | 作成日時：2014年8月7日 18時
