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時計の針が動かなければいいのに
なんて、しょっちゅう思うけれど止まってくれることなんてなくて。
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二宮さんの言うことに従えば何か良い事が起きるかもしれない
なんて、単純なわたしは放課後大野先生に会いに行こうと思ってたりするわけで。
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意地悪な時計は太陽を自由自在に操るんだ。
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ちょうど太陽が真上に来る頃
わたしの正直なお腹は鳴き始める。
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「メロンパン！メロンパン！」
ヒカル「…メロンパンは逃げてかないよ？笑」
「最近人気出てきてさ、すぐ売り切れるんだよね」
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急いで階段をおりて
渡り廊下を越えて
食堂に向かうと
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翔「あ、A！」
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食堂の奥の方で右手を上げる櫻井が見えて
いつもの櫻井の姿にホッとした。
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翔「これ、やるよ」
そういってわたしの方に近づいて
いきなり何かを投げてきた。
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「…メロンパン！」
顔が一気に自分でも明るくなるのがわかる。
翔「にやけんなよ」
「本当に食べたかったの！」
翔「んじゃ、これもやる」
．
ちゃんと手渡されたいちごみるくとカフェオレ。
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「2本もいらないよ」
翔「バカ、大野とでも飲めよ」
「いや、櫻井が南ちゃ、じゃなくて
好きな人とのみなよ」
智「そーだそーだ」
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背後から少しだるそうな声が聞こえて
あっという間に神経が集中する。
心の準備なんてできてなくて、心臓がバクバクと鳴り響く。
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智「俺が買ってやるからおいで
Aちゃん」
「えっ！いいです、そんな」
智「ほれ何がいいの」
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先生の気まぐれだ、こんなの。
でもどうしようもないくらい嬉しくて
先生から無理矢理持たされた
ミルクティーは冷たくて火照った体を冷ますのにはちょうどいい。
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ぱとら(プロフ) - *はる*さん» *はる*さん！嬉しいお言葉ありがとうございます（*^_^*）すごく励みになりました！今後もどうぞよろしくお願いします。 (2014年9月22日 23時) (
レス) id: aaa596c832 (このIDを非表示/違反報告)
*はる*(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！！ 今まで読んだ小説で一番ドキドキしちゃってるかも…笑 次どうなるかめっちゃ楽しみです！！ (2014年9月19日 18時) (レス) id: cc4d38641b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱとら | 作成日時：2014年8月7日 18時
