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【ちょっと重いよね】
【ちょっとガキっぽいよね】
【ちょっとっていうか
すごく色気ないよね】
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これがわたしのフラれてきた理由。
中学三年生の時モテ期到来。
初めて告白されて、初めてデートして、初めて彼氏ができた。
一年間で三人と付き合ったものの、このザマ。
それ以来、高校三年生の今まで
一人も彼氏ができない。
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○「ちょっとそこのおじょーちゃん」
「な、なんですかっ」
○「ぶっちゃけえ、いくらでやらせてくれんのよっ」
「なんですか！それ！！やりませんよ！」
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軽い女、大人っぽく、色気むんむん。
わたしに足りないこの三拍子を揃えるべく夜の街へくりだしてみたものの、難易度が高すぎた。
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○「だぁめぇなんてことないでしょうよ〜？」
「ぎゃ！お尻触らないで！」
酒臭い変態親父に捕まって
身動きが取れない。
なんて緊急事態。
○「いいじゃないのぉー
ほらホテルが見えてきたよぅー」
「いやいやいやいや待って、待ってください！」
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三人と付き合っても死守してきたファーストキスを
こんなやつに譲るわけにはいかないのに。
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ネオンがギラギラと純白な制服を照らす。
自分が汚れていきそうで怖かった。
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「おりゃ！」
コンビニのバイトで使ったエプロンを変態親父に叩き付けて
全速力で逃げた。
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○「待てよ！貧乳〜！！！」
「え！！おじさん足速い！！」
追いかけてくる親父を確認しようと後ろを振り返ると
「いたっ！」
智「おえっ」
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誰かにぶつかった。
声を聞くからにはきっと男の人だろう。
名前も顔もわからないけど利用させていただくしか
わたしには選択肢がない。
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震える手で 誰かの腕にわたしの腕を絡ませ
親父に叫んだ。
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「おじさん！このひと、わたしの彼氏なんです！！」
○「はあ？！彼氏？？！！」
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目をぱちくりさせて怪訝な顔の親父を横目に逃げようとしたとき
○「男じゃなくて女に興味あるのかお前！！」
ヒイイと尻尾を巻いて逃げる親父に違和感を抱き
”即席ニセ彼氏”の顔をみると
「おおおお大野先生？！」
智「お前の彼氏になった覚えはねーよ」
女装した、ある意味変態親父が目に飛び込んできた。
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ぱとら(プロフ) - *はる*さん» *はる*さん！嬉しいお言葉ありがとうございます（*^_^*）すごく励みになりました！今後もどうぞよろしくお願いします。 (2014年9月22日 23時) (
レス) id: aaa596c832 (このIDを非表示/違反報告)
*はる*(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！！ 今まで読んだ小説で一番ドキドキしちゃってるかも…笑 次どうなるかめっちゃ楽しみです！！ (2014年9月19日 18時) (レス) id: cc4d38641b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱとら | 作成日時：2014年8月7日 18時
