strange42 ページ13
「ずっとあのオンボロ車の前で待ってるみたいよ?」
「あぁ、うん、そうなんだけど。
実は、聞きたいことがあって?」
「まぁ、私に?何でも聞くわよ。」
よかった。
彼女とは特別仲が良い訳では無いが
寮のフロアが同じな為たまに話す程度。
チア部リーダーと聞いて
誰もが強気で傲慢な子を想像するだろうが
彼女はその正反対だ。
心が広いというか、誰とでも話せてしまうようなそんなタイプ。
「実は、神山くんのことなんだけど…」
「あ、Aも見たの?あのサイト。」
「サイト?」
「そう、神山くんがいっろーんな女の子たちと
.
キスしてる画像!」
「え?あの神山くんが?」
「あ!それ俺も見たよ!」
彼氏さんが同調する。
「もう沢山広まってるよなあ、あれ。
何度も回ってくるもん。」
「ねぇ、しかも神山くんがあのパーティークラブの一員だったなんて。」
「人は案外見かけによらねえんだな」
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作者名:おふとん | 作成日時:2016年4月3日 4時