キスに関するテスト問題１２【赤羽業】

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『…っ、七夕の願い事ってのは、そう簡単には叶わないんだからな』


「…」


『もう、今までみたいにカルマのオモチャにはなんないから…覚えとけよっっ』




…うわぁー、我ながら素行不良相手に結構強めに出ちゃったかな…



カルマは、どう思っただろう





私の言葉を聞いて

印象的な淡い色の瞳が揺れるように光って見えたのは、どんな心情の表れだろうか





「やけに強気じゃん、反抗期ー？」




わざとらしく小首を傾げると前髪が垂れ、顔にできた影が少し深くなった


表情がまた違って見える




仄かに微笑んではいるんだけど…やはりご機嫌ナナメ…かな…？





故意に間を取って、話し始めたカルマの声は落ち着いていた




「一年に一回しか会えないってどんな気分なんだろ」



『ちょっ何いきなり？織姫と彦星の話？』



「一年に一度だけだったら、会えた時は激しいキスすんだろね〜」



『……ロマンチックな伝説に何をアホな妄想してんだよ……』



…はぁーー、カルマの思考回路が理解できない




「……でも、織姫達は全然会えないっつっても、気持ちが通じ合ってんだからいーよね」

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