白い猫と映画館 ページ17
カルマくんは、一番後ろの端の席を選び、トイレに行った。
戻ってきた彼は、なんと白い猫のストラップと缶バッジを、右手と左手に持っている。
カ「どっちが欲しい？」
貴「えっと、ストラップかな…」
「はい」と手渡される。
カ「じゃ、俺はこっち持っとくね」と言って、缶バッチをポケットにしまう。
貴「えっ、何で買ってくれたの？」
カ「嬉しくない？」
貴「うっううん、すごく嬉しい」
カ「でしょ？俺も、今日の記念に持っとくよ」
貴「ありがと…」
私を喜ばせたって、しょうがないのに…。
私のこと好きでもないのに…。
それでも嬉しくて胸が高鳴るのが自分でわかってしまった。私って単純…。
映画が始まると、カルマくんは、急に静かになってマジメに映画を見始めた。そりゃ当たり前か…。
私も集中して観る。
しかし…。
２時間の映画の、大体3/4が終わった頃、そうまさしくクライマックスの頃、
彼の手がそっと動いたのが目の端に見えた。
そして、またしても私の手を握ってきた。
「カルマくん、だからーー…っ」
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七衣(プロフ) - コメントありがとうございます！！体重、一緒くらいでしたか？！軽くて羨ましいです♪これからもよかったら読んで下さいね☆ (2015年7月28日 0時) (携帯から) (
レス) id: e0bee7513e (このIDを非表示/違反報告)
七衣(プロフ) - 紫苑さん» コメントありがとうございます！！、頑張って続きを書きますので、よかったら、これからも読んで下さいね☆ (2015年7月28日 0時) (携帯から) (レス) id: e0bee7513e (このIDを非表示/違反報告)
あいす。(プロフ) - 続きが楽しみです♪応援してます！カルマ君と近所…うらやましっ！！！体重がすッごい近いから嬉しい＾＾ (2015年7月27日 10時) (レス) id: 25253d784b (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - 展開が楽しみです〜♪ (2015年7月25日 23時) (レス) id: b0cc2ec2d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：七衣 | 作成日時：2015年7月23日 11時
