Bomb 42 ページ42
数日が経ちザワセンに指定された日になる
約束してしまった以上逃げるわけにもいかず重い腰を上げ1-Aの教室へと向かう
『失礼します』
「きたか」
驚きに目を丸くする彼らを見て一言
『なんでボロボロなわけ？』
唖然としながら呟いた
『あ〜、私の先にミリオさんが来たんですね』
「あぁ、インターンについては経験者に聞くのが手っ取り早いだろ」
『てかミリオさん来たなら私別に必要ないんじゃ』
「お前にしか話せないこともあるはずだ」
インターンと言っても人それぞれ
まったく違う経験を積む為語る内容も違う
より多くを知ってほしいと考えたザワセンの配慮だろう
つくづく甘い人だなと思いながらみんなの方を見る
『改めて、今日はインターンについて話しに来ました。見たところボロボロだし私からはインターンについて大まかな説明をさせてもらうね』
『堅苦しく話すのは苦手だからそうだなぁ、みんなはミリオさんと戦って何を感じた？』
「強かった！！！」
「経験の差を感じました！」
『そうだよね、あの人強いもんね。私達と君達の今ある決定的な差は確実に経験値の違い。ヴィラン連合に狙われる君達ももちろん今までにないような経験を積んでると思う。でもさ、捉え方を変えてみよっか』
『自身に降りかかる恐怖に立ち向かうのと、恐怖に自ら身を投げるの、一体どちらの方が勇気がいると思う？』
私の言葉にみんなが考え込む
考えろ、考えて考えて出した答えは自信になる
『これはあくまで私の意見だけど答えは後者だと思ってる。恐怖に自ら身を投げる、それは人間の防衛本能を超えた行動だから。しかし、ヒーローに求められるのはまさにそれなんだよ！誰かを助ける為に恐怖に自ら飛び込む必要がある。失いたくないのなら逃げ出さない、その勇気を持って初めてヒーローとして活動ができると思ってる』
『無闇矢鱈に行動しろって言ってるんじゃないよ？でも、インターンに行けば必ず局面に立ち会う。自分で考え、自分で助けた命は必ず君達の自信になる！インターンは危険だよ、先生から聞いたとき私は反対だった。だけど…』
『君達のその目を見て気が変わった！君達が望むならインターンいいと思うよ！！』
その言葉にみんなのやる気が満ちるのがわかる
ほんとヒーローしてんなこの子達
『熱く語っちゃったけど私からは以上かな』
行動するのは君達だよ1年生
私は背中を押すところまでだ
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中(プロフ) - 甘党さん» ありがとうございます！個性の拒絶は他作品のキャラから拝借したものですが嬉しいです。これから他のみんなとの絡みも書いていくのでぜひ読んでいただけると嬉しいです！ (2022年5月8日 23時) (
レス) id: 8789169e2d (このIDを非表示/違反報告)
中(プロフ) - 優月さん» ありがとうございます！かっちゃんの直向きで勝利に貪欲な姿が大好きなので表現できていると嬉しいです！ (2022年5月8日 23時) (レス) id: 8789169e2d (このIDを非表示/違反報告)
甘党 - すっごい素敵ですね！設定が好きですし、皆とこれからの繋がりが気になります、応援してます頑張ってください！ (2022年5月8日 20時) (レス) @page30 id: 577366e2a2 (このIDを非表示/違反報告)
優月(プロフ) - コメ失礼します！かっちゃんへの好感度が、100点満点中1000だったのが、1万になりました！ありがとうございました！ (2022年5月8日 20時) (レス) @page22 id: 64e1253a31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：中 | 作成日時：2022年5月7日 5時
