Bomb 22 ページ22
職場体験も何事も無く終わり中間テストの時期が迫っていた。
今日はジーニアス事務所ではなく、オンライン教材だけでは不安だった為学校に出向いて山田先生と復習をしていた
『先生、ここのちょっとわかんないです』
そう声をかけると担当教科以外は久しぶりとのことで参考書と睨めっこしながらも教えてくれる
ジーニストと勝己からかけてもらった言葉を思い出す
『先生は、私のことどう思ってますか？』
「どうした急にしおらしくしやがって」
困ったように眉を下げる山田先生を見て言葉足らずを理解する
『いや！そんな先生に恋してるわけじゃないですからね！！先日、ジーニストと勝己に私のことを打ち明けたんです。そしたら私の“希望ある未来"を優先したんじゃないかって言われて…』
「なんだファンが多くて困っちゃうぜと思ったが、そういう話か」
サングラスをカチャッと上げる先生は嬉しそうにしている
「俺たちはあの判断を間違ったとは思っちゃいねえ。あのままあいつらを在籍させて仮にヒーローになったとしても利己的な理由で簡単に人を見捨てるヒーロー擬きになると思っただけだ。本当のヒーローってやつはなりふり構わず助けちゃうようなやつなんだぜ」
「入試のお前を見て俺は信じてた。お前はきっと最高のヒーローになってくれるやつだって」
そう言ってニカッと笑う先生に目を奪われる
「悩んでる暇があったら突き進め！！！ゴールなんてねぇ世界だからこそもがけ！！希望ある未来じゃ済まされねぇ、お前自身が既に“希望“になってんだ！！！！！」
先生の言葉に息を呑む
私が希望になれているのなら
怯える人々の闇を払える存在なら
それって
『それって最高のヒーローじゃん…！！！』
「だろ？」
ニシシと笑う山田先生を見ていると立ち込めていた靄が晴れていく
「あ！これわかったぞ！！！」
参考書を手に問題を解いていく先生を見つめながら私の突き進む道を見守るぬくもりを感じていた
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中(プロフ) - 甘党さん» ありがとうございます！個性の拒絶は他作品のキャラから拝借したものですが嬉しいです。これから他のみんなとの絡みも書いていくのでぜひ読んでいただけると嬉しいです！ (2022年5月8日 23時) (
レス) id: 8789169e2d (このIDを非表示/違反報告)
中(プロフ) - 優月さん» ありがとうございます！かっちゃんの直向きで勝利に貪欲な姿が大好きなので表現できていると嬉しいです！ (2022年5月8日 23時) (レス) id: 8789169e2d (このIDを非表示/違反報告)
甘党 - すっごい素敵ですね！設定が好きですし、皆とこれからの繋がりが気になります、応援してます頑張ってください！ (2022年5月8日 20時) (レス) @page30 id: 577366e2a2 (このIDを非表示/違反報告)
優月(プロフ) - コメ失礼します！かっちゃんへの好感度が、100点満点中1000だったのが、1万になりました！ありがとうございました！ (2022年5月8日 20時) (レス) @page22 id: 64e1253a31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：中 | 作成日時：2022年5月7日 5時
