Bomb 19 ページ19
『なんでこうも容易く私には超えられない壁をぶち破ってくれるんですかね…』
「言っただろう、私は君を認めていると。君はきっと私をも超えるヒーローになる」
ジーニストの言葉に目を見開く
『それはさすがに買い被りすぎじゃないですか？』
「私は嘘は言わない。いつかプロヒーローとして活躍する君を楽しみにしているんだ。その為に私がいる、君を最高のヒーローにする為に私はヒーローとして教育者として君を導く必要がある」
『ジーニスト…』
ジーニストが今までも私を気にかけてくれていたのはわかっていた
それは私を矯正する為だとどこかで思っていた
初めて職場体験でジーニストと会った時
“君はまるで力の使い方を知らない赤子のようだ“
そう私に言ったのを覚えてる
力の使い方を知らない私を怯える私をいつだって肯定してくれたのは他でもないジーニストだった
何度も挫けそうになったとき目の前に現れてくれたのも全部ジーニストだった
“ジーニスト職場体験はもう終わりましたよ“
“今の私はジーニストではない。袴田維だ。雨の中佇む少女に傘を差し出すのはヒーローとして当然______“
“ふふ、やっぱヒーローじゃないですか“
“…………忘れろ“
助けられてばかりで未熟な私をいつだって側で見守ってくれるヒーローが
そんなヒーローが私を高く評価してくれていたなんて
嬉しさから涙が溢れる
『ジーニスト！！私、卒業したら真っ先にジーニアス事務所に来ます！！！最高のヒーローになる瞬間をあなたに！！他でもないジーニストあなたに見てほしい！！！！』
「もちろんだ、私も長生きしなくてはな」
目を細めるジーニストを見て決心をする
『聞いてほしい話があります。もちろん勝己も』
徐ろに口を開くと二人の視線が私に集まった
聞いてほしい、2年生のヒーロー科が私一人な理由を
他でもなく二人に
重く閉ざされていた口を開いて言葉を紡いだ
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中(プロフ) - 甘党さん» ありがとうございます！個性の拒絶は他作品のキャラから拝借したものですが嬉しいです。これから他のみんなとの絡みも書いていくのでぜひ読んでいただけると嬉しいです！ (2022年5月8日 23時) (
レス) id: 8789169e2d (このIDを非表示/違反報告)
中(プロフ) - 優月さん» ありがとうございます！かっちゃんの直向きで勝利に貪欲な姿が大好きなので表現できていると嬉しいです！ (2022年5月8日 23時) (レス) id: 8789169e2d (このIDを非表示/違反報告)
甘党 - すっごい素敵ですね！設定が好きですし、皆とこれからの繋がりが気になります、応援してます頑張ってください！ (2022年5月8日 20時) (レス) @page30 id: 577366e2a2 (このIDを非表示/違反報告)
優月(プロフ) - コメ失礼します！かっちゃんへの好感度が、100点満点中1000だったのが、1万になりました！ありがとうございました！ (2022年5月8日 20時) (レス) @page22 id: 64e1253a31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：中 | 作成日時：2022年5月7日 5時
