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JN「じゃじゃーん！今日はジン特製ミートパイ！」
今日はやけに大荷物でやってきたジン。
「わぁ、いい匂い…お肉もお野菜も入ってるのね」
JN「まだ温かいから食べてみて！」
「…美味しい！ジン特製って1人で作ったの？」
JN「うん、余った食材でね！僕ってばもう
そろっと正式な料理人になれるんじゃない！？」
独特な笑い声を響かせながら嬉しそうにしている
彼を見ていたら、なんだか私まで可笑しくなって
つられて自然と笑ってしまう。
「あはっ！何その笑い方っ、もう〜」
JN「えぇ？何が可笑しいのさっ」
「やだ、もう笑わせないでっ、お腹痛くなっちゃう
ジンのせいで食べられないじゃない！」
JN「ふふっ美味しい料理と楽しい会話！
…幸せだな〜」
「っふぅ…今度はなに？」
JN「だって僕の得意とする料理で、
頑張って作ったその料理を食べながら
好きな子が笑顔になるんだもん、
それは幸せにもなるよ〜！」
「え…好き、な、子？」
JN「ん？うん、そう。好きな子」
上手く会話が理解出来ずに戸惑っている私を
黙ってニコニコしながら見ているジン
「…え？わ、たし？」
JN「ここには僕とAちゃんしか居ないでしょ？」
「っ！！」
JN「うわぁっ、冷た！」
想像していなかった言葉を理解した途端、
今まで感じたことの無い恥ずかしさに
心の中で叫びながら身体に力を込めてしまった。
その結果…真後ろにある噴水の水が
勢いよく上に飛び上がってしまい、
再び地面に叩きつけられた反動でこちらに降り掛かった
「っ、っ！」
JN「言葉になってないし、冷たいし…
Aちゃんも濡れてるじゃん…もう」
もう…じゃないのよ、貴方たった今
私になんて言ったか分かって…！
頭にふわっとかかった柔らかい布
目の前に立っていた彼を見上げようとした。
「なっ」
JN「いいから、じっとしてて？」
優しく動く手と、鼻を掠める彼の匂い
心臓はかつて無いほどの速さで動いている。
これは、分かりたくなくても分かってしまうモノだ
JN「この位で大丈夫かな？
服濡れちゃったから、これ肩から掛けときな」
「ありがとう…あ、ジンも濡れてる」
JN「僕は大丈夫だから、女の子なんだし
夜に濡れたら体冷えちゃうでしょ？使ってて」
「…ごめんなさい、その、水…」
JN「いや僕こそごめんね、急にびっくりさせて
困らせるつもりは無いからさ、ね」
「ねえ…待って」
JN「ん？」
「ジン、貴方もしかして、知ってるのね？今私…」
JN「え？…っ！」
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リウ(プロフ) - 麻央さん» 初めまして(^ ^)お立ち寄りいただきありがとうございます。引き続きお楽しみいただけるよう頑張ります(o^^o) (2020年6月10日 11時) (
レス) id: e661a1f981 (このIDを非表示/違反報告)
リウ(プロフ) - ゆなさん» 初めまして(^^)たくさん読み返していただき嬉しいです。ありがとうございます。続編も出したのでそちらもぜひ宜しくお願いします(o^^o) (2020年6月10日 11時) (レス) id: e661a1f981 (このIDを非表示/違反報告)
麻央(プロフ) - リウさま、初めまして。作品拝見しました。綺麗なタイトルに惹かれ、読み込んでいくうちに、物語の奥行きに圧倒されました。とってもあたたかく、胸が焦がれるような作品ですね。続きを楽しみにさせて頂きます^ ^ (2020年5月31日 21時) (レス) id: 9d4977984c (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - はじめまして！！このお話好きすぎてもう何回も読み返しています！続編楽しみに待ってます！ (2020年4月29日 19時) (レス) id: 7b504efb24 (このIDを非表示/違反報告)
リウ(プロフ) - カナタさん» ありがとうございます(^^)楽しんで頂けているようで、私も嬉しく思います。引き続き頑張りますので、どうぞ最後までお付き合いくださいね。宜しくお願い致します(^^) (2020年2月21日 2時) (レス) id: e661a1f981 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リウ | 作成日時：2019年5月28日 6時
