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-ver.lemon yellow- 18 ページ5

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「来年も、2人で一緒に流星群を見ようね、亜嵐」



彼女の中に俺を男として見る気持ちがないのは、俺が一番よく分かってる。

親友である俺より、ただ仲がいいだけの彼らの方が 恋人になれる可能性が高いのだって…。


それでも今 Aの一番近い位置にいるのは俺だから。





亜嵐「…俺が納得するまでは、こいつを渡さないよ。」



Aを抱きしめた先に見える、俺を睨む2人に向けて呟く。




「なに…、」



亜嵐「あー、聞こえた?」

「ごめん、なんて言った?」


亜嵐「…Aの髪の毛にご飯粒ついてる」

「ほんと?!」

亜嵐「うそ。」


「なーっ! てか亜嵐酔ってないでしょう」

亜嵐「あは、ばれた?」

「とっくにバレてる、!もー、なんなの」

亜嵐「怒らないで笑 ごめんね?」

「怒ってない。いい加減離して」

亜嵐「はいはい笑」





ーーAを好きになってから今日まで、恋人らしい甘い思いをした事は一度もなくて。




「もー、AKIRAさん、亜嵐飲み足りないって!」

アキラ「おおっ、じゃあ早速 レモンジュース行っちゃおうか!」


亜嵐「うわぁ 正直そろそろレモンばっかキツいっすよ〜」

マツ「EXILE一族の男がそんなこと言わなぁい」




このレモンサワーの炭酸みたいに弾ける心も、
酸っぱさを消すために甘みを求める気持ちも。




亜嵐「(ゴクッゴクッ)…っ、あ〜も〜 酸っぺえな!」



全部全部飲み込んで、今の位置を手に入れたんだ。



だからさA、

俺がお前を好きだって言ったらどんな反応するかまで、
結局は 全部わかっちゃってるんだよね。


Aの考えてる事手に取るように分かるのって今までは凄く嬉しかったのに



なんでかな、今はそれが 煩わしくも思う自分がいるんだよ…





(A、俺もホッペにチューしてええ?!)
(なんで?ダメですよ)
(…泣)
(そりゃそうでしょ流石に笑)

(A、あの人すごい落ち込んでるから今日は優しくしてあげてね)
(むー)

(人に優しくだよ、A)
(あい。)

(哲也さん菩薩かよ)


(酔ったふり下手すぎ)
(裕太くんよりマシだから)
(俺んのはマジやから!)
(酔ったふりしてAに背中摩らせるとか。削ってやろうか)
(今日のお前なんなん?!まじ怖いわ!)





ーーこんなにキミを知ることなく、好きになりたかった。




-ver.lemon yellow- 了

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作品ジャンル:タレント
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作者名:とまと野郎 | 作成日時:2014年12月25日 15時

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