-ver.sky blue- 18 ページ32
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夕食後、まだまだMAKIDAIと語り足りない様子のAは暫しお酒を片手に彼とダンス表現に対する様々な思いを語り合っていたが、眠気と疲労には勝てず ついに白眼を剥き、グラスを倒しそうになった所で
マキ「部屋帰って寝な」
そう言われて、大人しく頷き その後は余り記憶に残る行いをする事なく気付けばその身をベッドの中へと沈めていた…。
*
虫も寝静まる 深夜2時
「「「…おはよーーございます……!」」」
お決まりの文句と共にAの部屋の前にひょっこりと現れたのは玲於、啓司、ケンチの3人。
玲於とケンチはそれぞれマイクを一つずつ、啓司はハンドカメラを片手に持っている。
ケンチ「さて、僕たちが今から何をするかと言うと…
こちら、Aの部屋に忍び込んで 寝起きドッキリを仕掛けてやろうと思います…!」
啓司「いえーーい」
玲於「お決まりですね〜 でもまさかのAさん」
ケンチ「昼間散々カジノスタッフに追い込まれて只今ぐっすり就寝中と言うことで。そこをさらに追い詰めてやろうと」
啓司「鬼畜www これAのファンからクレーム来るんじゃないの?」
ケンチ「イヤイヤ、本邦初公開のAの寝顔を捕らえるわけだからね。感謝されるよきっと」
玲於「俺らも中々見ることないですからね」
楽しみ。玲於が悪どい笑みを浮かべた。
啓司「女の子の寝込み襲うの気が引けるな〜」
ケンチ「何度も言いますがEXILE一族に属する限りは男女の区別はありません」
都合のいい時だけ(ry
その後台本に沿った前振りが終わると、早速ケンチがマスターキーを取り出す。
ケンチ「それでは行きます…」
…ーーカチャ…
音を最小限に抑えて部屋の扉を開け、暗闇の中へと足を進み入れた3人。
啓司「凄い静かだ…」
玲於「寝息一つ聞こえませんね」
灯りひとつない暗がりの中、周囲に細心の注意を払ってベッドサイドまで来た3人。
そこには、顔の下半分まで掛け布団に潜り込み、玲於の言った通り寝息一つ立てていない静かな寝姿のAがいて。
ケンチ「…誰がめくる…?」
玲於「そこはケンチさん、お願いしますよ」
ケンチ「やだよぉ〜啓司やって、」
啓司「ええ笑 …じゃあ、いきます」
遠慮がちに指で掛け布団の端を掴んだ啓司は、恐る恐るそれを捲った…。
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作者名:とまと野郎 | 作成日時:2014年12月25日 15時