君をさがしてた。～pastel days～ …3 (ページ2)

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-ver.lemon yellow- 15 ページ2

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「無理しないでよ」

亜嵐「んー、」

グッと親指を立てそのままスーッとグラスを真っ逆さまに傾け中身を飲み干すと、

亜嵐「ごちそうさまでしたぁ！」

「おわっ、」

カチンッ！

Aが握りしめてた空のグラスに勢いよく自分のそれをぶつけた。

「割れる、！」

亜嵐「こんなんじゃ割れないよーん」

一瞬のうちに三杯飲まされた亜嵐は周りの煽りにテンションを持ってかれて少し可笑しくなっている。

外の風に当たって冷めていた酔いが、見事に戻ってきてしまったのだ。

亜嵐「…A～っ！」

「うぎゃあ、亜嵐重いよっ」

亜嵐「Aはちっちゃいよー」

後ろから肩に両腕を乗っけて覆いかぶさるようにのし掛かってきた亜嵐に、Aは悲鳴をあげるが、酔っ払いの彼はニコニコと上機嫌な様子。

「亜嵐が大きいの！」

亜嵐「俺のナニが大きいの？」

「は？身長！」

亜嵐「ああ、なんだ、…～～♪」

「ちょっとAKIRAさんこいつどけて…！」

アキラ「珍しく面白いからもう少し」

「薄情者ッ！」

AKIRAだけじゃない、シラフの時には見せないようなAへの絡みをする亜嵐に周りの男たちはニヤニヤとその様子を見守っているだけ。
それどころか囃し立てる者までいる。

そんな中、

健二郎「うわぁぁぁあ！泣」

ELLY「まあまあ落ち着いて笑酔った席ですし笑」

発狂する健二郎を抑えるELLYと、広臣の無言のオーラに冷や汗を流すその周辺の人々(主にGENERATIONS)。

その場にいる全員の視線を集めても、亜嵐は相変わらずニコニコで。

亜嵐「A～」

「なに」

亜嵐「ちゅーしてあげよっか？」

「はあ？いらないッ」

後ろから彼女の顔を覗き込み、ニヤリと笑った亜嵐に思わず顔を逸らすA。

剛典「いや、なに言ってんだよ笑」

健二郎「おい亜嵐コラ！調子のんなよコラ！」

そんな彼に、主に三代目のメンバーが静止の声を上げる。

広臣「…もっと飲ませて早いとこ潰しとけば良かった」

アキラ「そんなことしたらAに嫌われるぞ？」

広臣「Aの唇奪われるよりマシです。」

アキラ「あ、そう笑」

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