SS2 ページ34
SS2
「初詣行きませんか？」
何を言ってるんだこいつは。
剛典「…Aあのね、初詣って年明けに行くもんだから 7月の今は行きたくてもいけないんだよ？バカ？」
「バカじゃない。そんなことわかってる。来年の年明け、皆で行きたいって思ったの」
とある現場からの帰りの車の中でAが言った言葉に、俺らは顔を見合わせた。
直人「…いいねぇ〜初詣。丁度単独の話も出てきたし、もし決まったらそれの成功祈願も出来るだろ！」
隆二「そっか来年単独か〜やば、ワクワクしてきた！」
直己「まだ(仮)だけどな」
ELLY「じゃあそれの決定祈願に今からお参り行っちゃいます？！」
直人「あり！」
健二郎「でもなんで今、初詣の話なん？」
「昨日、哲也さんと明治神宮にお参り行ったんです」
健二郎「え、2人で？！」
広臣「！！」
「はい。買い物付き合って貰ったんです」
健二郎「あ、え、ヘェ〜ええなぁ」
剛典「誘われなくて残念でしたねっ」
健二郎「うるっさいわ！前向いときぃ！」
シートの背もたれに腕をかけ後ろの席の健二郎さんをからかったら案の定の反応。
ELLY「初詣行きたーい」
広臣「俺もー」
隆二「明治神宮行ってやろうぜぇ」
大木「こら、パニックになっちゃうでしょ笑」
運転席で俺らの会話を聞いていたマネージャーが ダメだよーと言ってくる。
「皆で初詣、いけないですか…？」
大木「え、いや…」
最近思ったけど、こいつここぞとばかりに悲しそうな声出すよな。これ天然？
ちょっと前に隆二さんがAのこと「小悪魔」って言ってたけど、あながち間違ってないかも。
大木「……じゃあ、うん、調節しとくわ。」
「わーい、」
途端に軽くなる声のトーンに、マネージャーはホッと息を撫で下ろしたようだった。
(隆二さん、)
(ん？)
(Aやっぱ小悪魔かも…)
(あ、やっぱり？)
-ver.veil green-翌日の話。
SS2-とある移動時間にて- 了
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1944人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「LDH」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：とまと野郎
| 作成日時：2014年12月6日 12時
