ご飯を作っただけなのに

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「最近ヤツと関わりすぎだろ…」

むすっとした顔で言う黒髪の幼馴染

首を傾げてると

「この鈍感野郎」

と言いまた額に皺を刻んでいた

またわからず首を傾げると

はぁ…とため息を吐いていた


…


新入生代表挨拶のアナウンスが入りアスモデウス君が現れる


くあぁぁイケメンだ


がしかしこの後の展開は知っている


案の定この物語の主人公登場である


可愛そうに…(カメラを構えたまんま)



さぁ、やってきます禁忌呪文！！！


「あべるはぅ」


空気が変わるのを肌に感じる


「たるとぅだりいうさべべりすとぅるあぶるぜ」


みなが恐怖から期待に変わる


「すとぅまぬあべるげうるまほらば」


一瞬静寂が訪れ


そして歓声が上がる


周りが叫んでる中




『あ"あ"尊どい"ぃ！！』




私も叫んでいた


…


謎の興奮から正気に戻って数分


さぁてジャーマン・スープレックス見にいーこぉ！！


カメラを構えて中庭まで歩いていた



カルエゴさんはブチ切れ寸前だった可哀想に


これからだよカルエゴさん大変なのは
あの子たち色々やらかすから



胃薬あげようと考えていたら着いた

だが人集りができていた
既に決闘は始まっていたらしい


おぉ、華麗に避けるわ避ける入間くんがんばれぇ〜


ヤジが飛んできてアズアズが切れた

アズアズの攻撃がエイコちゃんに当たりそうになるが入間くんが止める


ジャーマン・スープレックスが綺麗に決まったァー！！


いやあこれはエイコちゃん惚れるわ


よし、帰ろぉ！


突然肩を掴まれた


っえ？


「ちょっと待て貴様はここで何があったか見てたのか？」

『えっあ、はい』

「説明してくれこれはどういう状況だ」

『えっと、特待生が首席君をジャーマン・スープレックスしました』

「なんて？」

『ジャーマン・スープレックスしました』

「、、？」


わっ困惑エゴ珍しい


『…見た方が早い気がしますよ？』

「なぜその映像をもってi((」

『はい、どうぞ』

言わせねぇぞカルエゴくん
カメラを持っていた理由なんて言わねぇぞ


一通り動画を見終わって頭を抱えるエゴさん


可哀想にブチ切れ寸前だよ


今からそんなんじゃ明日から身が持たないよ…



「スマンが今日の晩御飯はいらない」

『？』


あれ私晩御飯作るなんて言ったけ？


「はぁ、馬鹿どもが」


おぉー怒ってらっしゃる


「またな」


と言いながらサラッと頬を撫でてくのえっつじゃない？



えっつだよ？

エゴくん？

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