魔入間キャラと〇〇してみた

アズアズと喧嘩しました1 ページ8

「…でなイルマ様がな…」

久々に彼氏と2人きりになれたのに
ずっとイルマ君の話をしている

段々とイライラしてきて

『いい加減にしてよ…』

我慢の限界だった

『いつもいつもイルマ様イルマ様うるさい！
イルマ様の方が大事ならさっさとイルマ様のところ行けばいいじゃん！』

彼はムッとした表情をした後

「何故そんなに怒ってるんだ？後、イルマ様とクララに対して悪く言ってるならやめてくれないか？」

カチンときた
何がやめてくれないか？ ふざけるな
今回ばかりは絶対に許さない

『あっそ
もうアリスことなんか知らない、じゃあね
勝手にイルマ君達と居ればいいじゃん』

ロイアルワンの教室を出て行く
後ろでアリスが何か言っていたが無視した

そのまま廊下を早歩きで歩く

「あ！Aち！」

「Aさん！帰るんですか？」


今、会いたくない人一位のイルマ君とクララと鉢合わせした

「Aち どうした？顔赤いよ？ハンカチいる？」

イルマ君はオロオロしながらハンカチを渡してくる

『ありがとう大丈夫だよ…』

「誰かに何かされたの？アズくんに言ったら？」

『本当に大丈夫なんでアリス君にも言わないでください』

「アズアズ心配するよ？ほんとに大丈夫？」

『ありがとうクララ大丈夫だから』

すると、
どうしようもなく涙が出てきてしまった
2人がギョッとして

え！？

Aち、どうしたの？

と言ってきてくれる



アリスと喧嘩した事は今回が初めてじゃない
確かにアリスと喧嘩したことに対して悲しいとかは感じないわけではないが

今は優しすぎる2人に申し訳なくて涙が出てきてしまう

普段アリスと一緒にいる2人に勝手に嫉妬して妬んで

どうしても普段の生活を見ていると黒い気持ちが渦巻いてしまって

悪く思った

そう感じていたのに

2人はそんな事も知らずこんなにも優しくしてくれて
心配してくれて



それに比べて私は

自分が情けなくて
恐ろしくて


そんなこと思っていると段々と冷静になってきて

次は
今度こそ彼に嫌われたかもしれないという不安が頭の中を巡って


手先が冷たくなって震えていて怖くなって


またボロボロと泣けてきてしまった


それを見て2人はアリスを連れてこようとしているので

『本当に…大丈夫なんで、アリス君には言わないでください』

2人は困った様に顔を見合わさる

『後、本当にごめんなさい…』

そう言った後重たい足を引きずって帰った

何も考えたくなく
その日のことはあまり覚えてない

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