ダリ先生と喧嘩しました1 ページ1
「ねぇ、僕にも我慢の限界ってあるんだよ?ちょっと黙っててくれる?」
冷たい声で言われた
初めてだったこんな冷たい声を私に向けるなんて今までなか
った
喧嘩しても「僕が悪かったから許してよ」と先に謝ってくれたのに
今回は違った
私が最近忙しいからと思い声を掛けてみてあげたらこれだった
「仕事もろくにできない君に僕のなにがわかるの?」
心が折れた気がした
『そっ…か……』
大好きな彼に言われた一言が辛くてそれ以外言えなかった
…
それが昨日の夜の出来事でありそのまま別々の部屋で寝たが寝れるはずがなく自分のベットの中で静かに泣いていた
一緒に職場に行けるはずがなく
朝から家の中で鉢合わせしないように動き回っていたらいつのまにか先に行っていたので安心しながら自分も職場に向かった
職場に着いたとき彼は職員室でいつものように働いていたが普段と違って私に目を向けることはなかった
また泣きそうになったがここは職場だと自分に言い聞かせて作業に入った
学校でも家でも一度も目を合わさず無心で職員室で作業をしていた
『仕事もろくにできない君に僕のなにがわかるの?』
昨日言われた言葉が頭の中をぐるぐるして仕事なんて手がつかなかった
いつもは彼に会ったら楽しいのに
この仕事が楽しいはずなのに
今は辛くて仕方がなかった
一方その職員室ではかなりの動揺と緊張が走っていた
まずダリ先生が入ってきた時いつもそばにいるはずの彼女の姿がなく動揺が走っていた
が
ダリ先生の機嫌の悪さに気がつき一瞬で全員に緊張が走る
彼は温厚でおちゃらけてはいるがバビルスの中でもハイランク
そんな彼の魔力が外に漏れ出てくるくらい機嫌が悪いのは嫌でもわかった
話しかければ笑顔であるが心なしかその笑顔もなかなか恐ろしいものである
あのカルエゴ卿が何があったんだと心配するほどだった
そんなことを思っていると噂の彼女がやってきた
が
彼女の方はチラッとダリ先生の方を見たが無視され少し涙目になりながら入室したことによってその場にいた教師全員が理解する
これはまずいのではと
仕事もつかず落ち込んでいると彼が話かけてきた
「やらないなら帰ってくれる?はっきり言って邪魔だよ」
そんな顔で見ないでよ
冷たい目で見ないでよ
1人にしないでよ
『 すいません』
思ったことは口に出さず謝罪だけを口に出した
自分でもびっくりするぐらい冷たい声だった
彼の顔が一瞬にして凍りつき焦りが見えた
93人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
pastayummy(プロフ) - 推し尊いさん» 久々のリクエストで舞い上がってますwリクエストありがとうございます!私もイフリート先生好きなんで書かせて頂きます!コメントありがとうございました! (2023年2月12日 23時) (レス) id: c7350f09d6 (このIDを非表示/違反報告)
推し尊い - お話読みました!!リクエストなんですが、イフリート先生と喧嘩or嫉妬で!!お願いします!!更新頑張ってください!!長文失礼しました!! (2023年2月12日 14時) (レス) id: cc7697f806 (このIDを非表示/違反報告)
pastayummy(プロフ) - 桃寧。さん» コメントありがとうございます!ドロドロ兄弟面白そうですね!頑張って書いていきたいと思います! (2022年12月10日 11時) (レス) id: c7350f09d6 (このIDを非表示/違反報告)
桃寧。(プロフ) - こんにちは〜!アズアズVerもめっちゃ面白いです!良かったら、ドロドロ兄弟のニロ君と喧嘩してみた、みたいな内容書けますか・・・?無理そうなら、大丈夫です! (2022年12月10日 10時) (レス) id: 9190acf184 (このIDを非表示/違反報告)
pastayummy(プロフ) - ダリ先生しか勝たんさん» コメントありがとうございます!何回も見返していただくなんて感激です……ダリ先生絶対Sですよね…wこんなギャップ絶対に惚れますよね私もダリ先生好きです!これからも頑張っていきます! (2022年12月4日 17時) (レス) id: c7350f09d6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:pastayummy | 作成日時:2022年10月21日 0時