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「神ちゃん、ホンマになんも知らんのやね」
そう言ってノックもせんと、のんちゃんが勢いよく扉を開けた。
「濱ちゃーん！会いに来たで！」
「っおぉ！ビックリしたぁ！！
のんすけ、お前いつもノックせい言うてるやろ」
1番手前でビックリしとるのが、恐らく濱田さん、やな。
「ええやん別に。照史も淳太も久しぶり〜！」
「望、お前またおっきくなったんちゃうか？」
濱田さんの奥に座っとった2人がのんちゃんの頭をワシャワシャと撫でとる。
ほんまに仲ええんやなぁ。
「あっ、そや！今日は俺の友達連れてきてん！ほら、2人ともはよ入って！」
のんちゃんに手招きされて、流星と2人、恐る恐る部屋に足を踏み入れる。
「こっちが流星、中学から仲ええねん。流星はみんなに憧れてこの学校入ったらしいで」
「ふ、藤井です！皆さんのお話はよく望から聞いとって、ほんまにかっこええって思ってました！」
流星がこんな緊張しとるの初めて見たかも。
そんなすごい人たちなん？
「おいおい、俺らそんな大したやつやないし、恥ずいって」
「んで、こっちが今日仲良くなった神ちゃん。流星と同じクラスやねんて」
「えっと…、1年の神山で…」
「あーっ！！！」
俺の顔を見た途端、俺を指さして叫ぶ唇の人。
「あの時の子やんな！？」
あの時のって言うのは多分
「入学式の時、ですかね？」
「おいしげ！！お前っ、起きろや！！神ちゃんやって！！」
「んー…うっさいなぁ。寝かせろや」
しげって言葉に、思わずビクッと体が反応してまう。
よく見てなかったから気付かんかったけど、奥のソファで寝とったらしい。
ええですええです！
頼むから起こさんでください…！！
心の中で叫んだ俺の願いも虚しく、しげさんが体を起こした。
そうして、そっと開かれた瞳が真っ直ぐ俺の事を捉えて、動けんくなる。
「名前、なに？」
「か、神山、ともひろです」
「ふーん…で、お前、ケンカ強いん？」
またや。
しげさんの質問はいつも唐突で意味わからへん。
そんなこと聞いてどうするん？
タイマンはろうぜ的な？
「つよ…くないです」
「なら興味無いわ」
そう言ってまたソファへ体を沈める。
「しげお前…、ごめんなぁ。ほんまは仲間思いのええやつなんやで」
「ええよもう、ほっとけ。小瀧、俺らのことも紹介してや」
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ぱすた野郎(プロフ) - kikaさん» kikaさん、お返事遅くなってしまってごめんなさい！！いつもありがとうございます😭今回のお話、私の中で書きたい場面がありすぎて…。なかなか進展しないのが自分でももどかしいです笑 (2022年7月7日 22時) (
レス) id: 686eac80b9 (このIDを非表示/違反報告)
kika(プロフ) - 更新されるたびにテンション上がって見に来てます(*>ω<*)ここからどうやって緑くんは自分の気持ち気付いていくんでしょう(♥´꒳`*)(*´꒳`♥) (2022年6月28日 22時) (レス) @page38 id: 8a2ca7f8a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱすた野郎
| 作成日時：2022年5月5日 20時
