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入学式も無事終わり、各々教室に戻っていく。


「そういや、神ちゃんはなんでこの学校選んだん?」


流星とは、今日初めて会ったとは思えへんくらい打ち解けて、連絡先まで交換してん。


一見チャラそうに見えるけど、案外優しいやつなんやってこの2時間くらいで十分理解した。


「んー?校則が緩いから、かなぁ」


「は?それだけ?」


「おん。やって俺、オシャレ好きやから髪とか染めたいし、ピアスもつけたいもん」


中学の頃からずーっと憧れててん。

せやから必死で頭髪ゆるいとこ探して、ここにたどり着いた。


周りには赤とか銀とか、ありえへん髪の色の人も沢山おるから、俺の金髪もそんなに目立たへんし。


「そんな流星はなんでここ選んだん?」


「俺は憧れとる人達がおんねん」


「憧れ…?」


どんな人?と聞こうとしたら、廊下の向こう側から沢山の悲鳴?歓声?のような声。



「ちょうどええ所に。神ちゃん知らん?あの4人のこと」


「あの4人?」



視線を向けると、さっきまで廊下に居った生徒たちが次々と端に避けていく。


その真ん中を堂々と歩くのは確かに4人組。



「なんやあれ。態度デカない?」


「当たり前やん。この辺りでは敵う奴おらんって言われるくらい喧嘩強いらしいで」





あんまり目立つとあれやから、俺らも周りに合わせてスっと横にズレる。


その時、1番前を歩く人とバッチリ目が合った。


おぉ、怖っ!

慌てて逸らして、足を進めようとした時、



「おい」

後ろから聞こえてきた低い声。


うわぁ、声かけられた人何したんやろ。


「おい、お前や金髪」


金髪…?


辺りを見渡してみても、金髪はおらん。



「神ちゃん呼ばれてんで?」


「ぅえっ!俺!?」


振り返ってみると、目の前にさっきの人。


「な、なんですか?」


「お前、姉ちゃんおるか?」


「……はい?」

*→←Ep.1



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作品ジャンル:恋愛
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ぱすた野郎(プロフ) - kikaさん» kikaさん、お返事遅くなってしまってごめんなさい!!いつもありがとうございます😭今回のお話、私の中で書きたい場面がありすぎて…。なかなか進展しないのが自分でももどかしいです笑 (2022年7月7日 22時) (レス) id: 686eac80b9 (このIDを非表示/違反報告)
kika(プロフ) - 更新されるたびにテンション上がって見に来てます(*>ω<*)ここからどうやって緑くんは自分の気持ち気付いていくんでしょう(♥´꒳`*)(*´꒳`♥) (2022年6月28日 22時) (レス) @page38 id: 8a2ca7f8a9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぱすた野郎 | 作成日時:2022年5月5日 20時

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