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「えっ！？しげのこと好きかも！？マジで！？」
「ちょ、のんちゃん、しーっ！！声でかい！！」
のんちゃんの大きい声のせいで、クラスの人達の視線が一気に集まる。
「ごめんごめん」って笑いながら、のんちゃんが顔を近づけてくる。
「神ちゃんがしげを…、ねぇ？」
「…まだ好きと決まったわけやないし」
「いやいやいや！一緒にいるとドキドキするって、もうそれは恋やん！」
「なぁ、流星！」ってキラキラお目目で振り返るのんちゃんに、「俺はだいぶ前から勘づいてたけどな」なんてドヤ顔で返しとる。
流星、意外にそういう事に敏感なんかな？
勝手に鈍いと思っててごめん…
「…でも、もうほぼ失恋確定なんよ」
俺の声に、盛り上がっとった二人が揃ってこちらを向く。
「なんで？」
「ほら、しげには探しとる初恋の人…居るやん」
忘れてはいけない事実。
しげの恋愛対象は女の人で、
この時点で、男の俺のこと好きになるわけないのは明白やんか。
「え、そんな理由で諦めるん？」
流星が呆れたように言い放つから、ちょっとだけムカついて思わず言い返した。
「そんな理由って…！流星に何がわかるん！？
やって、普通、男同士なんて、有り得へんやん…っ、」
自分で言って自分で落ち込む俺に、流星の優しい声が降ってくる。
「恋愛に男とか女とか、関係ないよ。
神ちゃんやってそうやろ？
それとも何？しげが男だから好きなん？」
「ちゃう…、しげやから……好き、なんやと思う」
好きって口に出して恥ずかしくなって、一気に顔に熱が集まる。
「あーー！！神ちゃん可愛すぎやって！！
大丈夫、この恋愛マスター小瀧くんに任せなさいよ！」
そう言っていきなり抱きしめられるから、「ぐぇっ」なんて変な声出た。
「…なんやねんそれ 笑
逆にめっちゃ心配なんやけど！」
恥ずかしくて思わずちょけて笑ってまう。
やけどそれと同時に、俺のこの気持ちに1ミリも引かんと、寧ろ協力的な2人の反応に、俺もちょっとだけ頑張ってみようかなって気持ちになってん。
「まずは、そのお弁当！とりあえず毎日持ってくこと！
相手を掴むならまずは胃袋から！」
なんか古臭い気もするけど、俺の作ったお弁当を美味しそうに食べてくれるしげは俺も見たいし…
「わ、かった。俺、頑張ってみる…」
「ふふっ、なんでも相談してな？」
「そやで。俺ら、神ちゃんの味方やねんから」
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ぱすた野郎(プロフ) - kikaさん» kikaさん、お返事遅くなってしまってごめんなさい！！いつもありがとうございます😭今回のお話、私の中で書きたい場面がありすぎて…。なかなか進展しないのが自分でももどかしいです笑 (2022年7月7日 22時) (
レス) id: 686eac80b9 (このIDを非表示/違反報告)
kika(プロフ) - 更新されるたびにテンション上がって見に来てます(*>ω<*)ここからどうやって緑くんは自分の気持ち気付いていくんでしょう(♥´꒳`*)(*´꒳`♥) (2022年6月28日 22時) (レス) @page38 id: 8a2ca7f8a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱすた野郎
| 作成日時：2022年5月5日 20時
