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照史くんと2人、俺の家まで歩く。
普段はどれだけ一緒にいても話し足りひんくらいなのに、今日は上手く会話が続かへん。
なんとなく気遣われてるんやろなって分かるし、俺もずっと気になっとる事があって。
「……もんち？」
上の空な俺の様子を心配した照史くんに顔を覗き込まれる。
「何で図書室、来てくれたんですか？」
俺がずっと気になってたこと。
俺が図書室おるん知ってんの、流星とのんちゃんと…、しげ、くらいやもん。
なんであの時、2人が駆けつけてくれたん？
「あーそれなぁ、ほんまは言うなって言われとるんやけど…」
頭を搔く照史くんをじーっと見つめながら待ってると、「まぁええか！」って自己完結した彼が口を開いた。
「俺ら、しげから頼まれててん。図書室におる神ちゃんの様子見とってって」
「え？」
予想外の名前に思わず声が漏れる。
「あいつ、佐藤が神ちゃん狙っとるん気づいてたんかな？
『今日はどうしても外せへん用事あるから、図書室に居る神ちゃんがちゃんと帰ったか確認してくれへん？』言われて、よう分からんかったけど、俺らも特に予定なかったから下校時間なるまで生徒会室でダラダラしてたんよ。
そんで、神ちゃんの下駄箱見に行ったらまだ靴あったから図書室向かってん。そしたらあの状況よな。
ほんま、しげの勘にはたまに野性的なものを感じるわ」
照史くんの言葉に、ドキドキと心臓が音を立てる。
―――しげが俺の事、守ってくれたんや。
もしかして、今まで迎えに来てくれてたんも、
俺の事、心配してくれてたんかな。
「やから、俺らよりしげに感謝やね？」
照史くんの言葉で、現実世界に引き戻される。
気づいたら、もう家のすぐ近く。
「ここまでで大丈夫です」と足を止めた。
「…確かにお願いしたのはしげさんかもしれへんけど、実際に助けてくれたんは照史くん達ですから。ほんまに感謝してます」
「ありがとうございました」って頭下げたら、男らしいおっきい手で撫でられる。
「もんちに何も無くてほんまよかった。
ほな、また明日学校で。おやすみ」
「はい、おやすみなさい」
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ぱすた野郎(プロフ) - kikaさん» kikaさん、お返事遅くなってしまってごめんなさい！！いつもありがとうございます😭今回のお話、私の中で書きたい場面がありすぎて…。なかなか進展しないのが自分でももどかしいです笑 (2022年7月7日 22時) (
レス) id: 686eac80b9 (このIDを非表示/違反報告)
kika(プロフ) - 更新されるたびにテンション上がって見に来てます(*>ω<*)ここからどうやって緑くんは自分の気持ち気付いていくんでしょう(♥´꒳`*)(*´꒳`♥) (2022年6月28日 22時) (レス) @page38 id: 8a2ca7f8a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱすた野郎
| 作成日時：2022年5月5日 20時
