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ページ14

「ただいま〜」


「やっと帰ってきた。随分時間かかったな」

「もうお腹ペコペコやぁ」


流星とのんちゃんが玄関まで迎え来てくれて、さりげなく袋を運んでくれる。


この2人、モテるやろな…




「手分けして作った方が早そうですね」

キッチンに入って食材を並べながら、どう進めていこうか頭の中で計算する。

「せやな。ほいだら俺はサラダ作るから、もんちは唐揚げお願いしてええ?」

「了解です」


「え、もんちって何?」


キッチンのカウンター越しに俺らの会話を聞いとった濱田さんが、不思議そうに聞いてくる。


「照史くんが、俺がモン〇ッチに似とるからってあだ名付けてくれたんです」


「なんやそれ!しかも神ちゃんも照史くん呼びなっとる!二人もう仲良うなっとるやん!ずるい!神ちゃん、俺のことも全然濱ちゃんでええからな!」


「俺も淳太さん呼びは距離感じんねんな。さん付け要らんわ」


濱田さんに加え、淳太さんまで…


「ほな、濱ちゃんと淳太くんでええですか?」







「んまぁ〜!!!」

「え、ほんまに美味しいねんけど!神ちゃん凄いな!」


大量に揚げた唐揚げが、どんどん皆の口の中へと消えていく。


「いやいや、そんな大袈裟ですって」

「まじやって!店出せるでこれは!」


こない喜んでくれると思ってなかったから、どう反応したらええか分からへん。


「ほら、しげもなんか言うたってや」


1人黙々と箸を進めていたしげさんに淳太くんからキラーパス。


そういや俺、今日しげさんと1回も話しとらん。


なんて言われんねやろ…って内心ドキドキが止まらへん。


そんな俺にちらりと視線を寄越してから、

「ん、美味いで」

って。

しげさんはそれだけ言うと、また箸を動かし始めた。



その後も、皆して「おいしい、おいしい」って食べてくれたんやけど、この時何故か、俺はしげさんからの一言が頭から離れんかった。

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作品ジャンル:恋愛
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ぱすた野郎(プロフ) - kikaさん» kikaさん、お返事遅くなってしまってごめんなさい!!いつもありがとうございます😭今回のお話、私の中で書きたい場面がありすぎて…。なかなか進展しないのが自分でももどかしいです笑 (2022年7月7日 22時) (レス) id: 686eac80b9 (このIDを非表示/違反報告)
kika(プロフ) - 更新されるたびにテンション上がって見に来てます(*>ω<*)ここからどうやって緑くんは自分の気持ち気付いていくんでしょう(♥´꒳`*)(*´꒳`♥) (2022年6月28日 22時) (レス) @page38 id: 8a2ca7f8a9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぱすた野郎 | 作成日時:2022年5月5日 20時

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