美しき破壊者 (ページ35)

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三十一話ページ35

受験生が次々とメンチのもとに作った料理を持っていくが食べてすらもらえない。

貴(あ、キルアだ。)

キル(ハイド、合格したのかよ？)

2人は口パクで会話をする。

ゴ「キルア何処見てんの？」

キル「いや、何でもねぇ。」

キル(また後でなハイド。)

貴(うん。がんばれ。)

ふと見れば忍者のような服装の男がメンチにケンカを売っていた。確かハンゾーという名だったはず。

ハン「メシを一口サイズの長方形に握ってその上にワサビと魚の切り身をのせるだけのお手軽料理だろーが!!こんなもん誰が作ったって味に大差ねーべ!?」

ハンゾーの言葉で受験生達はスシという料理がどんなものか理解したようだ。

ハン「はっしまったーーー!!」

メ「お手軽!?こんなもん!?味に大差ない!?」

メ「ざけんなてめー鮨(すし)をマトモに握れるようになるには十年の修行が必要だって言われてんだ!!キサマら素人がいくらカタチだけマネたって天と地ほど味は違うんだよボゲ」

矢継ぎ早に次々とハンゾーを罵倒(ばとう)するメンチ。さながら、鬼のようだ。

アク「いいねぇメンチちゃん、料理のことちゃんと分かってる。ああいう女性っていいよね。」

貴「ボスの好みのタイプは強気な女性か…」ﾎﾞｿｯ