美しき破壊者 (ページ24)

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二十話ページ24

サトツがカードを捨てたことを確認し、ヒソカは語り出した。

ヒソ『試験官というのは審査委員会から依頼されたハンターが無償で任務につくもの♠

我々が目指すハンターの端くれともあろう者があの程度の攻撃を防げないわけがないからね♣』

サト『ほめ言葉と受け取っておきましょう。しかし

次からはいかなる理由でも私への攻撃は試験官への反逆行為とみたして即失格とします。よろしいですね。』

ヒソ『はいはい♦』

反省の色を見せないヒソカ。

アク『アッハッハ！君ってば本当に愉快な奴だなぁ！気に入ってしまったよ！』

戻って来たヒソカにアクラが言う。

アク『でも君は頭が良いね。他の受験生なんて見てごらんよ。未だに頭が追いついていないから、鳩が豆鉄砲くらったような顔してる。』

心底おかしいといった風に笑い続けるアクラ。その笑いは、ヒソカに殺された男が鳥に食われるところを目の当たりにした受験生達の顔を見て更に深くなった。

サト『それではまいりましょうか。二時試験会場へ。』

アク『どうやら話は終わったようだね。あぁそうだ。ヒソカ君とギタラクル君だったかな。僕はハイドに連れて行ってもらうけど君たちも一緒に来るかい？』

ヒソ『ボクは遠慮しておくよ♥試験官ごっこをしようと思ってるから♣』

貴『ギタさんは？』

ヒソ『プッ…ギタさんって(バシッ)痛っ酷いなぁ…ちょっと笑っただけじゃないか♠ハイド、彼もお願いするよ』

じゃ、連絡ヨロシクねギタラクル♦

そう言い残し、ヒソカは走って行く受験生の後を追って行った。