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十一話 ページ12
先程の殺気はアクラのもの。ハイドにとってそれは命令だった。殺気を感知した瞬間、ナイフを取り出し男の首元に突きつけたのだった。
アク『駄目じゃない、人にぶつかったら謝らなくちゃ。』
ねぇ、とアクラはハイドに同意を求める。その無邪気な笑顔は、受験生達の恐怖をさらに煽った。
ハイドが小さく頷いたのを見て満足そうにナイフを突きつけられた男の方を向くアクラ。
アク『誰かに習わなかった？君の周りの人はそんなことも教えてくれないの？あぁそうか、君が愚かすぎてどうしようもないから何も言わなかったんだね。』
つらつらと流れるように言葉を放つアクラ。ナイフを突きつけたまま主からの指示を待ち動かないハイド。受験生達は動くことができず、それを眺めることしか出来ない。
アク『でもまあ、いい経験になったんじゃない？このお説教は僕からのプレゼントだ。』
笑みを浮かべアクラの瞳が冷たい光を放つ。
アク『冥土の土産ってヤツかな。』
ザシュッ
血飛沫が舞うその場には、美し過ぎる死神がいた。
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、 - アニメキャラ等を扱う二次創作になるのならオリジナルフラグ外して下さいね (2018年3月9日 8時) (
レス) id: a02e8b4e81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十七夜 | 作成日時：2018年3月8日 23時
