第十八話 ページ19
昨日の昼に買っておいた食材で簡単に夕食を作る。そういえば俺が寝てしまったせいでカタクリは朝から何も食べてないんじゃないのか？
…悪いことをしてしまったな。
貴「なぁカタクリ……」
カタ「お前が謝る必要はない。」
は？俺はまだ何も言ってないんだが…
カタ「お前が寝られなかったのは俺が無理をさせたせいだからな。」
貴「俺は何も言ってないんだが…」
おかしいな…共鳴同士で思いが伝わるなんて、お爺様からは何も聞いてないぞ。
カタ「言ってなかったな。俺は見聞色の覇気を極めたおかげで少し先の未来が見えるんだ。」
貴「見聞色の覇気で未来が…？それは凄いな…」
カタ「ちなみに昨夜も使っていた。」
貴「……は？どういうことだ…？」
カタ「未来を見て、どこを攻めればお前が一番感じるのかを探していたんだ。」
. . . .
貴「このっ変態ーーー!!」
予想もしなかったあまりにも恥ずかしい答えに、持っていたフライ返しをカタクリに投げる。が、それも見えていたのかアッサリと避けられてしまった。
それでも何とかして痛い目に合わせてやろうと、投げれるものを探していると、いつの間に側に寄って来たのか、カタクリに腕を掴まれた。
貴「離せ変態っ！このバカタクリっ!!」
カタ「落ち着け…あとその呼び方はやめてくれ…何がいけなかったんだ？」
貴「そんなこともわからないのか!?」
カタ「あぁ…だから教えてくれ。」
コイツは…俺の答えを未来を見て言ってるんじゃないだろうな？
貴「俺のっ…痴態を…未来で見て…それでいてなお、そこを攻めていたのが許せないんだ…！」
カタ「何故だ？可愛らしいぞ。」
貴「俺にとってはどう足掻いても、消したい過去でしかないんだ！…こんな恥ずかしいことを言わせないでくれ！」
カタ「大丈夫だ。この行為に慣れないお前の反応は初々しくてむしろ愛らしい。」
その言葉にボンッと顔が赤くなるのを感じた。
それはそうだ。己の痴態を愛らしいと言われたのだから。
そこでぎゅっとカタクリに抱き締められる。
すっと細められ、野性味を帯びていくカタクリの瞳。
貴「(あ…これダメなやつだ…)」
嫌な予感がして背中が不意にゾワっとした。
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ミウル(プロフ) - さ、最高です。(*￣ii￣)ﾊﾅｼﾞﾌﾞｫｫｫ ローとのBLって書けないでしょうか？ 書けたらで構いません！ お願いします！ (2019年4月2日 16時) (
レス) id: bca1d78691 (このIDを非表示/違反報告)
十七夜(プロフ) - 快楽さんさん» そうですね、やはり頂上戦争に乱入するのですからルフィとも絡ませようと思いまして。頑張って続編を作りますので、これからもよろしくお願いします！ (2018年8月13日 19時) (レス) id: 82c66bc574 (このIDを非表示/違反報告)
快楽さん - おや、続編では主人公がルヒィとも会うのでしょうかね？続編嬉しいです！これからも頑張ってくださいね！ (2018年8月13日 18時) (レス) id: f253c0cddf (このIDを非表示/違反報告)
十七夜(プロフ) - ゆうさん» ありがとうございます！続編でも面白いと思って頂けるように頑張ります！ (2018年8月13日 1時) (レス) id: 82c66bc574 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 初めてコメントします。最近この小説を読み始めて面白いと思いました。続編楽しみにしてます。頑張ってください！ (2018年8月13日 1時) (レス) id: a38a23f7c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十七夜 | 作成日時：2018年7月16日 13時
