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〔期待〕 ページ10
「連絡するから…」
そう言って、私の元から離れていったあなた
あれから…
連絡はない
今日は来るかも…
いや、忙しいから、明日かな…
平日は忙しいから、週末になったらくるのかも…
初めのうちはそんな可愛い事を思っていたけれど
私から送るメール
メールだから、届いたのか、読まれたのか
それさえもわからない
そりゃ、届かなければ返信は来ないだろう
だけど、エラーにならずに送信出来ているんだから、きっと届いている
なら…
なんで返信が来ないんだろう
忙しいから？
それとも、面倒くさいから？
あなたが自ら言ったあの台詞なのに…
期待させておいて、裏切るとか…
そっか…
初めから期待なんてしなければ良かったんだ
期待するから裏切られる
だけれど…
目の前にいないあなたに、期待することされ許されないとしたら…
何を思って生きていけばいいのだろう
一言でもいい
この世界のどこかに、あなたが存在していると…
そう思える何かを…
今日こそは連絡が来るかも…
そんな期待を胸に、携帯電話を手にしたまま眠りにつく
ーおわりー
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作者名：ひ み さ | 作成日時：2018年7月31日 21時
